カルテ239 ページ40
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「それじゃあな、ロシ―、ロー」
「元気でな、A！」
「………」
結局、ローは最後まで私が行くのに反対だった
ベポや他のローの仲間達も私が入る事に賛成してくれていた
だから今日島を発つと言ったらとても驚いていた
期待させる様な真似をして申し訳ない…
今もほら、ベポとシャチは涙を流して別れを惜しんでいる
ペンギンはそんな2人を後ろから呆れて見ながら手を振ってくれた
先頭にはローとロシ―
ローは仏頂面で見送るつもりらしい
それもそれでローらしいから良いんだがな
「本当にありがとうな、A。生き返らせてくれた上にローに会わせてくれてよ」
「したかった事をしただけだ、気にする必要はない」
それに…私はローを傷付けた
それも仲間になるのを拒んだ理由だ
無自覚とは言え、人を傷付けるなんて行為は許されない
だから私はローの仲間にはなれないし、なるつもりは無いんだ
それを説明してもローは諦めないだろうが
「Aはどうやって海を渡るの？船は見えないけど」
「あぁ、船では行かない。頼もしい友人が居るからな」
「「「？？？？」」」
「コラリア」
ｻﾞﾊﾞｱｱｧｧｧｱｱｱｯ！
青い海から出てきたのは珊瑚色の愛らしいコラリア
今回はコラリアに頼もう
久し振りに会ったコラリアは私と目が合うとニコリと笑った
【久し振りね、女王様♪会いたかったわ〜】
「中々会えなくてごめんな？コラリア。新世界まで連れて行ってくれないか？」
【あら、嬉しい♪じゃあ道中ガールズトークといきましょう♫】
コラリアの背に乗ろうと足を前に出す
すると後ろから誰かが私の肩を掴んで振り向かせる
それがローだと分かったのは
頬に柔らかい何かが触れた後だった
突然の事に呆けていれば、ローはニヤリと不敵な笑みを浮かべていた
「俺は諦めねぇからな、A。いつかお前の全てを手に入れてみせる」
「ッ……」
マセた真似を……
口付けられた頬が熱くなるのを自覚したくなかった私は、コラリアの背に飛び乗った
恥ずかしい思いをさせられたが、これがローなりの見送り方なのかもしれない
「…私を落とせるぐらい、男を上げるんだな」
チラリと舌を出して、なけなしの挑発を掛けてみた
.
(経過:挑発)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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白龍 - お久しぶりです〜！ この作品に出会った当初私は中学生で不登校でした、そんな中での此処は心の支えでもありました！☺️ 今では資格も取り就職して働いています。またコメントでお話、作品を見られるのを心から待っています！！ (10月10日 2時) (
レス) id: ef42c70218 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - お久しぶりです🥰🥰私も続きとても楽しみにしています🥰🥰 (8月4日 4時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - お久しぶりです立青です〜！白さんとユリシィ様(女神様)親衛隊を結成したのが昨日のように思い出せるくらい今でも大好きです！親父殿を知るきっかけとなった沼のような作品で、続きが気になり続けてます🥺 (7月29日 19時) (レス) id: 45ba2eb794 (このIDを非表示/違反報告)
白龍 - この先のストーリーを自ら考えて妄想してます☺️ (2023年5月2日 0時) (レス) id: 7ff70cdf2f (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - とても楽しみにしています。続きいつまでも待っています🥰🥰 (2023年2月16日 16時) (レス) @page47 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリシィ | 作成日時：2017年5月1日 15時
