カルテ223 ページ24
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「ん…？」
街の賑わった中央部から少し離れた所を歩いていると、ある店にふと目が留まった
店名の看板はないが、ドアノブには"OPEN"の看板が確かにあった
飾り気もなく、恐らくその看板がなければただの一軒家と言われてもおかしくないものだった
私は好奇心に掻き立てられ、店のドアを開ける
中は店と呼ぶべきなのか商品もなく、奥にはカウンターがあった
シンと静かな店内では私の靴音が大きく聞こえる
そして音に気が付いたのか、奥からかなり年配の男性が現れた
丸眼鏡越しにこちらを見る目付きの鋭さに思わず身構える
が、私を見て男性は何故か手を差し出す
まるで何かを渡してほしいかの様に…
しかし持ち物は先程買った酒とお金の入った財布、そして腕にレガリアの変形したものだけ
この男性に渡すべき物が何なのかいまいち分からなかった
首を傾げて男性と見つめ合っていると、男性が呆れたように小さく笑う
「何だ、ビブルカードを作りたいんじゃねぇのか？」
「え、ビブルカード？」
「おいおい、表に看板があっただろうが。アンタ目ぇどこに付けてんだい」
いや、無いから気になって入ったんだが
そして目はちゃんと
視力も1.8と結構あるんですから
私は表に看板が無かった事を男性に説明した
すると男性は額をパシッと叩いてから謝った
「しまった、この間の嵐で吹き飛んじまったのすっかり忘れちまってたぜ。済まなかったなァ、嬢ちゃん」
「いえ、お気になさらず。それより、ビブルカードを作って頂けるというのは本当ですか？」
「あぁ、俺ぁこの道50年でな。島を転々としながら作ってたんだが、もう旅が出来る歳じゃなくなっちまった。この島が俺の最後の仕事場って訳だ」
「へぇ…旅をしていらしたんですか。凄いですね」
「まぁ若ぇ内に色々やってみてぇ事があったんでな。そんで、嬢ちゃんは客になるのか？それとも帰るか？」
「いえ、折角なのでお仕事をお願いしたいです。私のビブルカードを作ってくれませんか？」
男性はニヤリと笑みを浮かべて私の前に爪切り用と思われる
「5分で作ってやらぁ」
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(診察:眼球)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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白龍 - お久しぶりです〜！ この作品に出会った当初私は中学生で不登校でした、そんな中での此処は心の支えでもありました！☺️ 今では資格も取り就職して働いています。またコメントでお話、作品を見られるのを心から待っています！！ (10月10日 2時) (
レス) id: ef42c70218 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - お久しぶりです🥰🥰私も続きとても楽しみにしています🥰🥰 (8月4日 4時) (レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - お久しぶりです立青です〜！白さんとユリシィ様(女神様)親衛隊を結成したのが昨日のように思い出せるくらい今でも大好きです！親父殿を知るきっかけとなった沼のような作品で、続きが気になり続けてます🥺 (7月29日 19時) (レス) id: 45ba2eb794 (このIDを非表示/違反報告)
白龍 - この先のストーリーを自ら考えて妄想してます☺️ (2023年5月2日 0時) (レス) id: 7ff70cdf2f (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - とても楽しみにしています。続きいつまでも待っています🥰🥰 (2023年2月16日 16時) (レス) @page47 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリシィ | 作成日時：2017年5月1日 15時
