カルテ137 ページ38
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「酷い怪我だ…、安静にしてないと駄目だろう」
「そうだそうだ！またあんな無茶するつもりか？どうせあのヒヒ達に勝てっこねぇ癖に、今度は死ぬぞ」
「うるせぇ！テメェには関係のねぇ事だ！」
ヒヒ？あのヒヒ達か？
ミホークの話では、相当凶暴だと聞いた
まさか、挑んでその怪我を…
「なんて言い草だ！わざわざお前をここまで運んでやったの、誰だと思ってんだ！」
「まぁ、そう怒るな。彼にも事情があるんだろう」
女の子を宥めながら私は彼の怪我を見る
とても立っていられるとは思えない程の重症だ
しかも、少しの差だが傷に古いものと新しいものがある
ヒヒと戦う前から重症だったに違いない
そんな無茶までして、一体何を…？
青年は重い足を引き摺るようにしながら前に進む
その先に居るのは、ミホークだ
「"鷹の目"！…うっ！？」
「おい！」
傷の痛みで倒れそうになった青年を、私は咄嗟に支えた
間近で見れば、その重症度がよく分かった
やはりこの怪我は酷い
安静にしていなければまた傷が開いてしまう
「ほら見ろ！満足に歩けねぇクセしやがって！」
「何をそう急いている？その傷付いた身体で」
歩くだけで息が上がっている青年に私は肩を貸す
だが、それもすぐに振り払われてしまった
「お前に、ルフィの現状を聞かされたからだよ…ッ！じっとしてられっか！」
青年の目には、確固たる意志が強く渦巻いている
しかし、それを成し遂げられる身体じゃないのが現実だ
現に今、歩く事すらままならないんだから
それでも青年を止める術を、私は思いつけない…
「そんなデケェ戦争が起きた事すらちっとも知らなかった…。ルフィは本当に無事なのか！？今どこに居る！もっと詳しく聞かせろ！！」
「…ッ、おい、あまり大声を出すな。身体に響く」
「うるせぇ！放っとけ！！」
私の言葉を聞かない今の彼の耳に届くのは、恐らくその"ルフィ"という人の事だけだろう
それ程、心配で仕方がないんだろう
「…俺の知る事は、全て話した」
「ッ……、邪魔したな…」
刀を杖の代わりに、青年は扉の方へと歩いて行く
「………」
そんな彼の姿を、私はこの目に焼き付けた
.
(症状:刀傷)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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ユリシィ(プロフ) - 立青さん» ヒデェ！！｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2016年12月30日 20時) (
レス) id: 8e520c148b (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - ユリシィさん» 困っているのか！？困っているんだね！？満面の笑みで笑ってあげよう！ｗｗ(￣∀￣) (2016年12月30日 17時) (レス) id: 91c5787e0e (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - 立青さん» もうどこからどうツッコめばいいのか分からん！！(´ﾟдﾟ｀) (2016年12月30日 17時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - ユリシィさん» そう言われると引っ張りたくなるんだよねｗほら、悪戯心が・・・・ねぇ？ (2016年12月30日 16時) (レス) id: 91c5787e0e (このIDを非表示/違反報告)
立青(プロフ) - そして、マミー元気！？←更新されててびっくりしたよ！(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ…（（いきなりどうした。 (2016年12月30日 16時) (レス) id: 91c5787e0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユリシィ | 作成日時：2016年12月3日 0時
