カルテ57 ページ8
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グルグルと頭の中を色々な情報が踊る中、彼はお気楽なのか楽しそうに話していた
「それにしても、俺も世界が狭かったねぇ〜。こぉーんな美人の女医さんが居るなんて、いやー海は広いな!」
「口説くのは怪我が完治してからにしな、今は絶対安静だ」
「はーい♪」
「ハァ…。……そういえば、その怪我はどうしたんだ?かなりの深手だったが」
私がふと疑問を投げかけると彼はハッと思い出したような顔をする
そして悔しそうに拳を握り締めた
「ティーチ…!あの野郎、俺から悪魔の実を奪う為に…親父の顔に泥を塗りやがったんだ!!」
「ティーチ……?」
「同じ船の仲間だった男さ。アイツ、夜遅くに食堂に来たと思ったら、背後から急にナイフで刺しやがって…」
「悪魔の実を奪う為…そんな事をさせる程凄いものなのか?その実は」
「知らねぇのか?まぁ、女医さんにはちょいと縁遠いかもな。海の悪魔の化身と呼ばれる実でよぉ、食えば人間離れした凄ぇ力が手に入るんだ。その代わり、一生カナヅチになっちまうのさ。それでも1つ1億ベリーの値が張る海の秘宝なんだ」
成程…
そのティーチという男は金なのか力なのかは推察しかねるが、兎に角その実が欲しかった
それを持っていたこの男を仲間なのに殺してまで奪おうとした
結果彼は重症を負い、そしてこの世界に来てしまった
そんなところか
「けど俺、船で倒れてた筈なのに…何で陸に居るんだ?」
やっと気付いたのか…
まぁ出来れば気付いて欲しくなかったが
色々とややこしいからな
「まぁいいか!あんなむさ苦しいおっさんの医者より美女に治してもらう方が幸せだ!」
前言撤回
色々と疑問に思え、お前は
ちょいちょいナンパ挟むのもそろそろ勘弁してほしいし
私が男のあまりの楽観さに呆れていると、廊下から何やら足音が聞こえてくる
聞いていればそれは真っ直ぐにこの部屋に向かっている
何事だろうと思い扉を開ければさっきのナースだった
彼女は信じられないものを見たような顔をしている
肩で息する彼女を宥めて事情を聞く
それは私にとって嬉しい誤算だった
「集中治療室の患者様が、意識を取り戻しました!」
どうやら彼は、こちら側に帰ってこれたようだ
.
(経過:起死回生)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» お馬鹿ですよ〜 (2016年12月27日 14時) (レス) id: 8e520c148b (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» お馬鹿ってwwwww (2016年12月12日 21時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» おバカな家族ですwww( ̄▽ ̄) (2016年12月11日 8時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» いいねぇ!それ!! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» そうそう、ウチの家族なんか皆"楽しければ全て良し"って精神ですから(´-ω-`) (2016年12月10日 23時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリシィ | 作成日時:2016年11月19日 15時