カルテ98 ページ49
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「ぶわっはっはっはっは!そりゃ大変じゃったのぅ!」
「いえ、とてもお仕事に熱心な方だと思います。ガープさんもお忙しいのでは?」
「えぇんじゃよ、今日の仕事は全部終わらせたからのぅ」
この年齢を感じさせない程元気な方は、ガープ中将
おつるさんの同期で、何でも海軍の英雄だそうで
そんな凄い方のお茶を淹れるように頼まれた私は今、ガープさんとさっきあった事を話す
ガープさん曰く、サカズキさんが部下以外の人とまともに口を利くのはそうそう無いらしい
だから珍しいと私に興味を持たれて、一緒にお茶を飲むよう頼まれた
最初は困ったので、エヴェリンさんに事情を説明するとあっさりOKが出た
軽い、軽すぎですエヴェリンさん…
ガープさんがくださったお煎餅を食べながら私はお話を聞く
「しかしこりゃまた豪い別嬪さんじゃのぅ!海兵達が浮足立っとるのも納得じゃわい!」
「ぁ、ありがとうございます…。私としては、ヒナさんに憧れますね」
「あぁ、成程のぅ。しかし海兵から見ればお前さんの方が余程親しみ易いじゃろうな。言い寄られたら、わしに相談しろ。その海兵を一から教育し直してやるわぃ!!」
「フフッ、分かりました。無い事を願いますね」
「ぶわっはっはっはっは!」
ガープさんはお煎餅をバリバリと食べながら豪快に笑う
深く刻まれた皺に貫禄を感じていたが…
こんな風に笑っておられる所を見ると元気なお爺さんだ
一緒に居て何だか安心するなぁ…
おつるさんと同期の方だからかな
「そういえばミカゲ、お前さん記憶を失くしとるそうじゃな。おつるちゃんから聞いたわぃ」
「はい…。自分が何者なのか、全く分からないんです……。それが少し、不安で…」
ガープさんの言葉に私は顔を自然と下に下げる
視線の先には膝の上で持っていたお茶と、それを持つ自分の手
湯呑みを持つ手に力が入る
「このまま…何も分からないままなのは……何だか、嫌なんです…。我が儘だとは分かっていますが、自分の事が何も分からない事が……正直、怖いんです…」
「……そうじゃな。じゃが、焦って出せるような答えじゃないというのは自分が1番良く分かっとる筈じゃ」
「はい…」
「まぁ何かあればわしを頼れ!いいな?」
「…はい」
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(処方:休息)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» お馬鹿ですよ〜 (2016年12月27日 14時) (レス) id: 8e520c148b (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» お馬鹿ってwwwww (2016年12月12日 21時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» おバカな家族ですwww( ̄▽ ̄) (2016年12月11日 8時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» いいねぇ!それ!! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» そうそう、ウチの家族なんか皆"楽しければ全て良し"って精神ですから(´-ω-`) (2016年12月10日 23時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリシィ | 作成日時:2016年11月19日 15時