カルテ89 ページ40
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「なァるほどォ、記憶がねェ〜。そりゃァ大変だねェ」
「普通の生活には支障が無いので、今の所は不便はありませんが」
「ん〜…、この辺りで難破船でも無かったか調べておこうかねェ」
「けどお仕事が…」
「今はクザンに回ってるよォ。今までサボっていたツケが来たんだろうねェ〜」
クザンさん…貴方どれだけ仕事を溜めてたんですか
今のボルサリーノさんの顔は意地悪そうな笑みを浮かべてる
何となくだけど、分かってきた気がする
「ミカゲちゃんはこの後、何か予定でもあるのかい?」
「おつるさんにご挨拶に伺おうかと」
「あァ〜、そう言えば気にしていたねェ。なら、デートはまた今度にしようかねェ」
「…え!?デ、デートですか?」
ボルサリーノさんから予想外な単語が出てきて思わず固まる
我に返って聞き返すも相変わらずニコニコと笑顔を浮かべるだけ
この人も本気かどうか分からない……
「仕事ばかりじゃァ、気が抜けんでしょうに。気分転換にどこか別の島に行くのも、悪くないんじゃないのかァい?」
「そ、そうかもしれませんけど…。しかし、ボルサリーノさんにそのような手間を掛けさせる訳にはいきません」
「わっしが勝手に誘ってるだけでさァ。何も気にしなくて良いんだよォ?」
そう言ってボルサリーノさんは私の頭を撫でる
大きな手の感触が、何だか優しくて…
心地良い……
…あれ?
私……この感触……どこかで………
どこだろう……分からない
けど………
「っ……!」
愛おしい、と……思ってしまう…
「…ミカゲちゃん?」
「ぇ、あ!す、すみません!私…」
私は知らない間にボルサリーノさんの手にすり寄っていた
ボルサリーノさんは目を見開いて驚いていた
一気に距離を取って私は自分の行動に恥ずかしがる
顔が火照って熱い
「す、すみません、私はこれで……」
居た堪れなくなった私は急いで部屋を出る
最後までボルサリーノさんの顔を見れなかった私は、一体何がしたかったのだろうか
あの感覚は、一体……
(あの顔は、反則でしょうに…)
.
(経過:記憶の断片)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» お馬鹿ですよ〜 (2016年12月27日 14時) (レス) id: 8e520c148b (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» お馬鹿ってwwwww (2016年12月12日 21時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» おバカな家族ですwww( ̄▽ ̄) (2016年12月11日 8時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» いいねぇ!それ!! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» そうそう、ウチの家族なんか皆"楽しければ全て良し"って精神ですから(´-ω-`) (2016年12月10日 23時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリシィ | 作成日時:2016年11月19日 15時