カルテ86 ページ37
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エヴェリンさんに言われた通りに進んで行く中、周りは慌ただしかった
木材を運んだり、建物の外は何やら工事中だ
何か災害でもあったのだろうか……
暫く歩いて漸く辿り着いたクザンさんの部屋と思わしき大きな扉の前
中に居るのがクザンさんと願いながら私は扉にノックをする
コンコン
「開いてるよ〜」
ノックに反応してくれた声に私は安堵の息を漏らす
これでボルサリーノさんならまだしも、別の方の部屋だったら恥ずかしいから
「失礼します」
「…え?ミカゲちゃん??…何してるの?ここで」
部屋に入ればクザンさんは新聞から顔を上げて驚いていた
人を驚かせるのは少し面白いかもしれない
私はトレーを少し上げて食事の存在を示す
「お食事をお持ちしました。私、今日から将官の方々の給仕なんです」
「何それ、初耳なんだけど」
「ボルサリーノさんが昨日お店にいらしたんですよ。それで私をここの給仕にって」
「アイツ俺に仕事押し付けてそんな事してたのか…」
何やらブツブツと言ってるけど…貴方も同じような事をしていたんじゃ……?
まぁ口に出す勇気なんて私には皆無だけど
私は食事をテーブルに置いてからコーヒーの準備をする
「何々?この場で淹れてくれるの?」
「冷めては美味しくありませんからね。それともアイスの方がよろしいですか?」
「あぁ〜、まぁアイスも好きだけど…。ミカゲちゃんの愛情たっぷりな熱々コーヒーの方が嬉しいな〜」
「//愛情って…。変なこと言わないで下さい……//」
クザンさんの恥ずかしい台詞に思わず赤面してしまう
だって…クザンさんはあの人達とは違って……何だか掴みどころが無いから
本気か遊びなのか分からない…
「あらら、照れちゃった?可愛いんだからな〜、ホント」
「//か、からかわないで下さい!もうコーヒー淹れに来ませんよ?」
「あ、それは駄目」
「何で即答なんですか…」
やっぱり掴みどころがなくて…不思議な人だ
淹れ終わったコーヒーをテーブルに置いてから私は、ずっと思っていた疑問をぶつける
「それにしても…見事に壁がありませんね」
そう、この部屋に入ってからずっと思っていたこと
何故かこの部屋、1面だけ壁が無いんです
.
(症状:崩壊)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» お馬鹿ですよ〜 (2016年12月27日 14時) (レス) id: 8e520c148b (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» お馬鹿ってwwwww (2016年12月12日 21時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» おバカな家族ですwww( ̄▽ ̄) (2016年12月11日 8時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» いいねぇ!それ!! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» そうそう、ウチの家族なんか皆"楽しければ全て良し"って精神ですから(´-ω-`) (2016年12月10日 23時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリシィ | 作成日時:2016年11月19日 15時