【ONEPIECE】恋愛転移カルテ File.Ⅱ【エドワード・ニューゲート】 (ページ31)

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カルテ80 ページ31

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　ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

「いらっしゃいませ」

「//あ、どうも…。じゃなくて！！クザン大将！！」

「あらら、見つかったか」

……？部下の人だろうか…

何だか慌てている様子だ

「何やってるんですか！！報告書が溜まりまくっているっていうのに！！」

「コラコラ、落ち着きなさいって。店に迷惑でしょうが」

「そもそも貴方が任務終わった途端にフラッと居なくなるからでしょうが！！」

クザンさん…問題児なんだな

部下の人からしたら親しみやすいんだろうけど

仕事に対する姿勢がこうだとなぁ…

お気の毒に

「兎に角！早く本部に戻ってください！今日仕上げないといけない書類があるんですよ！？」

「分かった分かった、今から行くから、そうがなりなさんな…。よっこいしょっと…、ほんじゃ今日は帰るわ。またね、ミカゲちゃん」

「あ、はい。またのご来店をお待ちしております」

　ﾁﾘﾝﾁﾘﾝ

クザンさんは、部下の人に怒られながら帰って行った

クザンさんも部下の人も慣れたような態度だったから、恐らく日常茶飯事なんだろう

…こんな日常茶飯事は嫌だけど

「ん？何だい、クザンは帰ったのかい？」

店の奥に入っていたアマンダさんが出てきた

さっきまでクザンさんが居たテーブルを見て問いかけるので、私が答えた

「はい、たった今…」

「部下にでも見つかったのかい？」

「よく分かりましたね…」

「いつもの事さ。隙をついてはサボってるからねぇ、あの大将さんは」

海軍の未来が不安だ…

そんなブラブラさせちゃっていいのだろうか？

……良くないんだろうなぁ

「それよりミカゲ！これ」

「…？？…リボンですか？」

アマンダさんに渡されたのは青い布地に白のレースが付いた綺麗な細長いリボン

綺麗だな…

「ミカゲの髪は綺麗だけど、仕事をするのには少し邪魔なんじゃないかと思ってね。それで括ったら、動きやすくなるんじゃないかい？」

アマンダさんの気遣いが、とても嬉しくて顔を綻ばせる

「ありがとうございます。早速使ってみます」

少しクセのあるうねった髪をリボンで纏める

揺れる黒髪と青いリボンが、店内に少しの彩りを加えた

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(処方:お洒落)