カルテ78 ページ29
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段々仕事のやり方に慣れてきた頃、またお客様が入られた
鈴の音に反応して振り向いたが……そこで私は一時停止をした
入ってきたのは普通の成人男性の倍はあるであろう、凄い長身の男性だった
あまりの人間離れした高さに驚いて硬直してしまった
アイマスクをずらしてすぐに私と目と目が合った
生唾を飲み込んで相手の出方を待っていると、顔を近付けてきた
「あらら〜?こりゃまたナイスバディの姉ちゃんじゃないの、今晩ヒマ?」
「え…?」
「ちょいと、ウチの看板娘ナンパしてんじゃないよクザン」
クザン?
この長身の人はクザンさんと言うのか
クザンさんはアマンダさんに軽く怒られながら窓際のテーブルに座る
その時に"よっこらしょ"とか言ってたのが気になるが…
「アマンダさーん、どうしたのさあの美人さん。俺の好みどストライクなんだけど」
「アンタの好みは知らないけど、あの娘にはウチに住み込みで働いてもらってるのさ。手ぇ出したらタダじゃおかないからね!」
「怖いねぇ〜。ま、この店出禁にされるのは勘弁だから、程々にしとくわ」
「そうしな。いつものかい?」
「あー、お願いするわ」
何とも緩い会話だ…
しかも話の内容的にちょいちょいナンパされるって事だろうか
仕事に支障が出ないといいけど…
「姉ちゃん、アンタ名前は?俺ぁクザンってんだ。宜しくな」
「あ、はい。ミカゲと申します」
「ミカゲちゃんか〜、いい名前だねぇ。こんな娘入れたら、商売繁盛なんじゃないの?」
「そりゃねぇ。ミカゲは物覚えも良いし、接客態度も申し分なし!明日にはきっと噂を聞きつけた連中が押し寄せて来るだろうね」
「今日以上に忙しいと…?」
「そうさ!覚悟しときな、ミカゲ!」
アマンダさんは嬉しそうに笑いながらカウンターの奥に戻った
繁盛するのはお店としては嬉しいんだろうが…
私が耐えられるだろうか
せめて、足を引っ張らないように気を付けなければ……
小さく意気込んで私は接客に戻る
(あんな小さく気合い入れてるとか…可愛いんですけど)
.
(症状:硬直)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» お馬鹿ですよ〜 (2016年12月27日 14時) (レス) id: 8e520c148b (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» お馬鹿ってwwwww (2016年12月12日 21時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» おバカな家族ですwww( ̄▽ ̄) (2016年12月11日 8時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» いいねぇ!それ!! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» そうそう、ウチの家族なんか皆"楽しければ全て良し"って精神ですから(´-ω-`) (2016年12月10日 23時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリシィ | 作成日時:2016年11月19日 15時