【ONEPIECE】恋愛転移カルテ File.Ⅱ【エドワード・ニューゲート】 (ページ28)

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カルテ77 ページ28

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「いらっしゃいませ、お好きな席へどうぞ」

開店してから早1時間

おつるさんが仕事に戻られてから、お店は良い具合にお客様が入られた

アマンダさん曰く、おつるさんは静かな時間帯に来るらしい

優雅に紅茶を飲むおつるさんはとても綺麗だと思った

ドアの鈴が鳴ったので入口まで向かう

次に来たのは若い女性の2人組

友達なのだろうか、仲良く楽しそうに笑っていた

何とも微笑ましい

けど私が挨拶してからずっと頬が赤い

暖房入れてる訳じゃないんだけどな…

席に着いてもまだ顔が赤いので、メニューを渡すついでに聞いてみようと思った

が、お客様は待ってはくれないようだ

「ミカゲ！これを4番のテーブルに頼むよ！」

「はい。では、ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さい」

「「//は、はい…//」」

そうだ、仕事をしないと…

私はアマンダさんに頼まれたコーヒーを注文されたテーブルへと運ぶ

これは大変だが、とても楽しい仕事だ

改めてメイソンさんとアマンダさんに感謝しないといけないな

「コーヒーをお持ちしました」

「//あ、あぁ…すまない//」

「いいえ、ごゆっくりどうぞ」

しかし…こうも顔が赤い人が居ると気になるな

風邪でも流行ってるのか？

アマンダさんに聞いてみよう

「アマンダさん、今風邪とか流行ってるんですか？」

「何だぃ？藪から棒に」

「お客様が何だか顔が赤い方が居られるので…、ひょっとしたら風邪なんじゃ……」

私が心配してそう聞くとアマンダさんはキョトンとした後、何と笑いだした

一体何が面白かったんだろう…

「アッハッハッハッハ！大丈夫！それは風邪なんかじゃないよ！」

「……？？そうなんですか？」

「あぁ、皆アンタに見惚れてるのさ」

………見惚れてる？

「…………どう、反応すればいいのでしょうか…」

「気にする事ぁないさ！ほら仕事仕事！！」

「あ、はい」

アマンダさんの言葉を頭の隅の方に置いておきながら、私はまた接客に戻る

結局その後のお客様も皆顔を赤くして入って、そのまま帰って行った

……風邪、じゃないんだよなぁ…

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(症状:赤面)