カルテ75 ページ26
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「さぁ、今日からここがミカゲの部屋だよ。家具はまた追々入れていこうかね」
「いえ、これで十分です。ありがとうございます、アマンダさん」
私、ミカゲは病院で1日入院した
治療費は給料を頂いてからで良いとドクターは仰った
無一文な私はその言葉に甘えさせてもらう事にした
そして翌日に案内されたのはご夫婦が自宅で営業している喫茶店
1階がお店で2階から3階が生活空間になっているらしい
私は3階にある空き部屋に住まわせてもらう事になった
そこは程良く年季の入った、1人には十分過ぎる広さの部屋だった
ベッドに小さな箪笥、あと勉強机が1つ
シンプルだがとても素敵な部屋だ
「本当にいいんですか…?こんな綺麗な部屋…」
「いいのいいの!それよりホラ、今日の昼からお店に出てもらうから!これ着て下においで!」
「え、あ、はい…」
そう言ってアマンダさんは部屋を後にした
渡されたのは紙袋と黒のショートブーツ
中を広げてみると、それは編み込みが綺麗な白のニットのタートルネックと
もう1つは黒のロングスカートだった
これを着れば良いのか…
待たせては申し訳ないと思い、私は急いで着替えることにした
因みに今着ていたのは、病院が貸してくれたカッターシャツとジーパンだった
また今度返せばいいと言われて着させられたものだ
もうあの病院には足を向けて眠れない…
心の底から感謝と謝罪を述べたいと切実に思った
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「あの…着ました」
「やっぱり!アタシの見立ては間違ってなかったよ!」
「おぉ、とても似合ってるよ」
「ありがとうございます…」
下の部屋に下りて入るなりアマンダさんに背中を叩かれながら褒められた
旦那さんであるメイソンさんも褒めてくれた
それがとてもくすぐったくて、私はお礼を言いながら少し俯いた
「それじゃあこのエプロン着けて頂戴。もうすぐで開店だからね!ミカゲには接客を頼むよ。お客には好きな席を選んでもらってるから案内はいいよ。最初にお冷を渡して、お客が呼んだら注文を受けるって形になるね」
「注文用の伝票はこれだよ。何か困ったり、分からなかったら聞いていいからね」
「はい、ありがとうございます」
こうして私の、新しい生活が始まった
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(経過:退院)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» お馬鹿ですよ〜 (2016年12月27日 14時) (レス) id: 8e520c148b (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» お馬鹿ってwwwww (2016年12月12日 21時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» おバカな家族ですwww( ̄▽ ̄) (2016年12月11日 8時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
さゆしゅん(?òωó?)(プロフ) - ユリシィさん» いいねぇ!それ!! (2016年12月11日 0時) (レス) id: 502b7682bf (このIDを非表示/違反報告)
ユリシィ(プロフ) - さゆしゅん(?òωó?)さん» そうそう、ウチの家族なんか皆"楽しければ全て良し"って精神ですから(´-ω-`) (2016年12月10日 23時) (レス) id: eaa03fccd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユリシィ | 作成日時:2016年11月19日 15時