100%I Love You

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やることは決まった。
この次が大変や。



何の劇をするか。
これもまぁ色々並んだ。



あたしの希望のディズニープリンセスから美女と野獣、
ドラマ枠からイケメンパラダイス、
映画枠から君に届け。
最終この3つが決勝戦へ進出。



全部恋愛ものなのが正しく高校生っぽい。



『はーいじゃあまずイケパラがいい人！』



顔を伏せているから、誰が何に挙げているのかは分からない。



『下ろしてええで、次君に届け！』



君に届けもいいが、自分で言った手前あたしは
美女と野獣に入れるよ。
小瀧に王子やってもらわんとあかんしな。



『ん、下ろして。最後美女と野獣！はーい！』



小瀧は自分の宣告するんや笑
どんだけ王子やりたいねん。
でも小瀧が王子役ってなったらこのクラス張りきるやろな…
あとモカちゃんもおるし。



『顔上げてええで』



気になる結果は。
イケパラ5人。
君に届け12人。
美女と野獣19人。



このクラスは35人やから…あら、1人多いで。ホラー？



『ちなみに淳太も美女と野獣に挙げよった』


｢俺プリンセスでベルが1番好きやねん｣


｢誰もゲルゲの好み興味無いわ！｣



そんなこと言われたらベル役きっつ笑
頑張れモカちゃん。



小瀧の横でニコニコしてるモカちゃん。可愛いなあんた。
学年1のイケメンと学年1の可愛い子が同じクラスって
めっちゃ恵まれたクラスやわ。
眼福眼福。



お似合いやなぁなんてぼーっと2人を見てたら、さっきまで
向こう向いてた小瀧がこっちを見た。
何で見るねん、向こう向いとけよ…あたしが見れへんやろ。



ふふっ、とそのまま小瀧が口角をあげる。
視点の中心には捉えてないから大丈夫やけど、
もし照準合わせてたら危なかった。



しゃーないから重岡の背中でも見とくわ。

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