100%I Love You (ページ12)

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｢あのーどうしたん？大丈夫？｣

『初めて目合った…』

｢え何？聞こえへんかった｣

おーい、おーい。
腕を叩きながら安否確認してみるけど、反応してくれへん。
何かブツブツ言ってるけど大丈夫かな。

それにしてもこのラインナップ嬉しい。
どれから食べるか迷う。
学校持ってったらマナミたちに取られるから家で食べよ…

『よし！帰ろAさん』

｢うん。じゃあバイバイ｣

『ええっ、電車乗らんの？』

｢学校から徒歩5分やから｣

『まじか…くそ…』

｢チョコありがとう、気をつけて帰って｣

顔を覆った次は頭抱えてるんやけど
ほんまに大丈夫かあのイケメン。

これ以上隣に並んでんのは危険やからほって帰るけども。
そのうち正気に戻ってくれることを願う。
いやぁ…いっぱい買ってくれたなぁ。

これはあと2回分は答え教えてあげんと…

ちゃんと関わったこと無かったけど、小瀧って良い奴なんやな。
お礼なんか何も要求してへんかったのに。

そういえば別にお礼を要求したやつがおるなぁ…
そいつからは奢ってもらってないわ、おかしい話や。

『A、さんっ、はぁ…』

｢うわっびっくりした、忘れもんでもした？｣

『ばいばいって言うてなかった…あと…また明日…』

｢そんなことで？笑元気やな小瀧、また明日ね｣

挨拶もわざわざ言いに来るんや。
ご両親の教育が素晴らしいわ。
こんなイケメンやねんから
きっとご両親も整った顔立ちなんやろうな。

…羨ましい。