【ONEPIECE】太陽の兆し (ページ1)

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モベジュムール海域にて＿＿＿

麦わらの一味はNEO海軍と称する謎の集団と海軍との三つ巴の戦いが勃発
そこでルフィたちは「トラストアップストリーム」を利用してピンチを切り抜けていた
そして、嵐の中を渡るその先で次に上陸する島を探していた

すると、彼らは噴火する火山、燃え狂う島を見つける
船長と数名を除いて、その他のクルーはその島の様子に動揺していた

「あの島に上陸だー！！！」
「「えぇっー！！？」」

「ちょっと待って！ルフィ！！
…やっぱり記録指針(ログポース)はあの島をどれも指してない」
「いくぞっ！！あの島！！」
「だから待ちなさいってっ！！」

好奇心旺盛な船長と慎重な航海士は言い合いを始める
しかし、２人が話し合っている内にも火の海へと刻一刻と進んで行ってしまう

意味が分からないと嘆くナミのように怯える者がいる一方で
船長が行くと決めたのなら、その意思は変わらないだろうと慣れた様子の者もいた
島に行くのなら何か有効に役立てようと考え、諦めた方が最適だろう

「ちょうどいい」
「そりゃパンズフライのおっさんに貰ったドデ貝じゃねぇか」
「折角だからコイツをあの火の海で調理できないかと思ってな」
「サンジッ！！呑気に言ってる場合かよー！！」

火の海、燃える島、海に浮かぶ骨…
どうしたものかと思っていたその時、キッチンから泣き声がする
どうやら電伝虫が泣いて？鳴いて？いたようだ

「おい！どうした！！腹でもいてぇのか！？」
「バカ、そりゃ緊急信号だ。誰かが助けを求めてる」
「じゃあ、取れば通じるのか？」

ルフィが取る前にロビンが緊急信号を発する電伝虫を取る危険性を語る
…が、お構いなしに取り、さらに自分の名前を言ってしまった
これにはウソップも叩かずにはいられない

「あぁッ！！！助けてくれッ！！」
「おい！どうした！！」
「あぁ、寒い…！！ボスですか…？！」
「イヤ、ボスじゃねぇぞ！そこ、寒いのか？」
「仲間たちが次々に切られてく…！”侍”に殺される！！」

侍、その言葉にゾロやブルックは何か引っかかる様子
ルフィは電伝虫の相手にその場所はどこか、と続けて聞く

「”Aさん”…いや、誰でもいいから助けて…！此処は、パンクハザードッ！！！」

島の名前と突如聞こえた相手の悲鳴を最後に電伝虫は途切れる

不安を煽るような悲鳴の後とは思えないような船内で
ブルックは侍、それはワノ国の剣士の呼び名であること
そして、ワノ国についてを話した