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私の後にたつがお風呂に入って、
髪を乾かして、ぼーっとしていたら
間もなくたつが出てきた。
「あ、またぼーっとしてる」
わしゃわしゃとタオルで髪を拭きながら近づいてくるたつ。
「たつ、髪乾かしてあげるよ」
「ほんまぁ？
ありがとう」
バトンタッチして、ドレッサーの椅子にたつが座る。
大好きなたつの髪を指で梳かしながら、ドライヤーで乾かす。
いつか、こうやってたつの髪に触れることもできなくなるのかって
また襲ってきた虚無感。
髪に触れられないだけじゃない
たつの声を聴くことも
抱きしめられることも、なくなってしまう。
この世で、それ以上に怖いことなんてないと思った。
中途半端に乾いた髪
ドライヤーを止めて、後ろからそっと肩に抱きつく。
「Aちゃん？」
こんなの、らしくない。
ひとりよがりで、勝手に不安定になって
「出て行かないで」
こんな、泣き言のような言葉なんて
ちっとも私らしくないと思うのに
唇から、何かの台詞みたいに零れるから
ああ、きっと、これが私の本当の気持ちなんだって思い知らされた。
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茜音(プロフ) - ゆうきさん» ありがとうございます。理由はパート５で明らかになりますので、ぜひお越しください(^^) (2016年4月24日 0時) (
レス) id: 6872b18133 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - もうｷｭﾝｷｭﾝします。たつなんででて行ったのか続きがきになります。 (2016年4月22日 7時) (レス) id: 547fbdc7c8 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - はるなさん» ありがとうございます！最近、私の生活リズムがちょっと変わったので、更新できない日もあって申し訳ないのですが、これからも楽しみにしていただけるように頑張りますね！ (2016年4月15日 18時) (レス) id: 6872b18133 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - つなさん» ありがとうございます。皆様の1日の癒しになるように、柔らかく穏やかなお話をモットーに書いていますので、そう言っていただけて嬉しいです！これからも楽しみにしていてください(^^) (2016年4月15日 18時) (レス) id: 6872b18133 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - るんさん» ありがとうございます！一番だなんて嬉しいです！（＾◇＾）これからもよろしくお願いいたしますね！ (2016年4月15日 18時) (レス) id: 6872b18133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2016年4月4日 0時
