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たつは、ハンバーグだけでなく
サラダやコンソメスープも作ってくれていて
それは全部美味しくて
「おいしい」
いつかのたつみたいに口に出すと
たつはニマニマと笑って見せるから
「なに？」
って、訊いたら
「嬉しいねん。
なんか、初めてAちゃんの役に立てた気がして」
見当違いな答えが返ってきて、ひどく驚いた。
たつは知らないんだ
たつが私の前に現れてから、
帰ってくる私を、「おかえりぃ」って
あの間の抜けた挨拶で迎えてくれるようになってから、
たつが私のペットになってから、
私にとってのこの部屋が「寝る場所」じゃなくて
「帰ってくる場所」になったこと。
嫌なことも、少しくらいなら目を瞑って、頑張れるようになったこと。
役に立ってるかどうかは別だけれど、
たつは間違いなく、私にとって大切な存在だ。
「たまには俺がごはん作っとくなぁ」
って言ってくれたたつに向けた
「いいんだよ、たつは。
ペットだから」
私の言葉の本当の意味に
「ペットでもご主人様の役に立ちたいの！」
そう答えたたつは
きっと、気付いてない。
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茜音(プロフ) - yuyuさん» ありがとうございます！そんな風に言っていただけて嬉しいです！秘密の恋人みたいに重いお話ではありませんが、こちらのお話も楽しんでいただけたら幸いです！ (2016年2月14日 0時) (
レス) id: 6872b18133 (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - こあさん» 名作なんて滅相もない！こあさんに楽しんでいただけるように、このお話も頑張りますね♪ (2016年2月14日 0時) (レス) id: 6872b18133 (このIDを非表示/違反報告)
yuyu(プロフ) - はじめまして、亮ちゃんの秘密の恋人とっても感動して茜音さんの小説が大好きになりました！茜音さんの小説をまた読みたいと思ってたので新作嬉しいですo( ^_^ )oこれからも応援してます！！ (2016年2月13日 12時) (レス) id: 6c48d9adcc (このIDを非表示/違反報告)
こあ(プロフ) - 茜音さん» いえいえ、あれは名作ですよ(。´Д⊂)ぼーっとしてたんです~ こちらこそ、お話ありがとうございます♪ (2016年2月13日 1時) (レス) id: a127aff5ea (このIDを非表示/違反報告)
茜音(プロフ) - こあさん» わーこあさん！お久しぶりです！やすくんのお話は名前コロコロ変えちゃったので、覚えづらかったはず（笑）たつくんのお話もまた楽しんでいただけたら幸いです♪本当にいつもありがとうございます。 (2016年2月13日 0時) (レス) id: 6872b18133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜音
| 作成日時：2016年2月10日 13時
