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2-3 ページ8
阿部サイド
もし、もし、俺も告白したら適うのではないか。
丁度、理性がぶっ壊れていたのだろう。
俺はすぐさま行動に移した。
「佐久間。俺、佐久間のこと好きなんだけど。」
そういうと君は目を見開いた。
それは、気持ちが一緒でうれしいのか。
予期せぬ人からの予期せぬ告白に驚いているのか。
俺には判断する材料がなかった。
それほど俺は野性的だった。
結果、答えはNO。
醜いまでに、樹もそうだったと後から聞いた。
だけど…もう壊れた俺の唯一の柱である理性が戻ってこない。
もう、虐めたくて苛めたくてしょうがない。
もう耐えられない。
もう抑えられない。
もう抑えない。
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作者名：蕾華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pandaraiyu1/
作成日時：2020年6月3日 22時
