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エピローグー欠陥の充足ー ページ15
俺は大我が好きなはずだった。
でも、体はいつしか亮平を求めている。
この自分の性癖が、心の奥から叫んでる。
もう溺れてしまおう。
俺の欠陥を埋めてくれる君に。
俺はずっと大介が好きだった。
触りたくて虐めたくて、
心も体も全てが大介を求めている。
もう壊れてしまおう。
俺の欠陥を埋めてくれる君に。
俺はずっと大我が好きだった。
両方の人格が大我を好きだった。
俺の人格のうちの理性を司る人格はいつの間にか
野性を司る人格に支配され、殺されてしまった。
もう戻ることはできない。
俺の欠陥を埋めてくれる君に。
俺はさっくんが好きなはずだった。
いつの間にか心は樹に傾いていた。
俺のことを好きでいてくれるのかという不安を、
樹は完璧に埋めてくれる。
もう落ちてしまおうか。
俺の欠陥を埋めてくれる君に。
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作者名：蕾華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pandaraiyu1/
作成日時：2020年6月3日 22時
