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16-9 ページ28
Aサイド
でも、おそらく今回も私がループすることになるんだろう。
大我と話したのでは、
少しでも多くの人に記憶を残した方がいいという話だった。
それなら、大我は必ず記憶が残るから、
今回の周回は私がループするのが適任だ。
運命の6月1日。
もう何度この日を過ごしただろう。
でも、後、数回のループで終わらせる。
絶対に。
悪夢は繰り返さない。
そう決めて、
私は屋上から飛び降りた。
ー＿ー＿ー＿ー＿ー＿ー＿ー＿ー＿ー＿ー＿ー＿
１６周目完結です。
Aの大切な人は、言わずもがな大我です。
大我の大切なひともAでしょう。
そんな二人の関係が続くのも長くありませんでした。
ループという壁に阻まれた、２人の愛情と７人の友情。
そして、新たな刺客。
彼らは笑い合ってループを終わらせられるのか。
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作者名：蕾華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/pandaraiyu1/
作成日時：2019年10月14日 22時
