【wrwrd】マスターの一週間【男主】

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少し多めに作った昼飯のスープと素麺は跡形もなくなくなった。普段あまりおかわりをしない彼が結構食べたからだが、想像以上に食べていたなぁ、とAはついさっきの時間を思い出していた。まぁ食べないよりかは全然いいか、と自己完結させる。


さてこの後はどうしようかと考える。夕飯は実はもう決めてあるから悩む必要はない。かと言って夕飯の準備するには午後二時という時間は早すぎる。グルッペンとオスマン用の3時のおやつも用意済みなので別段やらなくてはいけないこともない。


そう言えば、と午前にグルッペンのもとへ行って相談するつもりでいたことを思い出す。いまから行こうか、いやだったらいつもの三時に行ったほうがいいだろう。
色々考えていると食堂の扉が開いた。そこには普段姿を表さない久しぶりに見た顔がいた。


「どうも、いま大丈夫ですか？」

『エーミールさん、お久しぶりです。大丈夫ですよ、むしろ暇を持て余していたくらいです。』



それは普段この屋敷にはおらず教授として大学所属し講義などをしているエーミールだった。柔和な笑みを浮かべながら少しだけ会話に花を咲かせていると、エーミールはそうだったというような顔をした。


｢Aさんと久しぶりに会えたからもう少しお話したいところなんですけどね、お願いがありまして、｣

『はい、なんでしょう？』

｢軽食作ってくれません？これから生徒のひとりが質問に来る予定でして。｣



エーミールには数多くの生徒がいるがその中でもよく質問にくる勉強熱心な生徒がいる。その生徒は1度エーミールに連れられカフェの方にも来店した事があったのでAは顔を頭に浮かべその時の情景を思い出していた。


『ゆかりさん、でしたっけ？その方ですか？』

｢そうですそうです、よく覚えてますね？
まぁ、という訳で実はお昼もそんなに食べれてないので話しながらでも食べれるものがあったらいいなと思いまして。｣

『大丈夫ですよ、すぐお作り出来ます。』


ついでにと自分の昼食のあまりだったものをエーミールに出してAは厨房に入っていった。


------あとがき--------
お久しぶりです。更新遅くなりましてすみませんでした！許してくださいなんでもしまむら！

誤字脱字の指摘ありがとうございます。もともと完結させられたらまとめて治すつもりではいたのでいつか治ると思います。それまではご容赦ください。すみません。

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