第一話 ページ3
*リタside
あ〜、魔法少女？ そんなものに憧れていた時期もあったわね。
あっ、申し遅れていたわ！
あたしはリタ、１３歳。
魔法少女やってます☆(笑顔)
……今日からだけど。
「ちょっとぉ！？ そこの新人っ」
『リタよ』
「リタ！ しっかり援助をしなさい！」
今、あたしは三人の先輩と一緒に魔物退治をしているの。
……といえば、聞こえはいいのだけれど。
ここは普通の民家の畑。
依頼の正式内容は�牾化誕犲�”。畑を荒らす魔獣を駆除するだけ。
それなのに、援助なんているのかしら？
「おい新米、前を向いて撃ちなよ。俺らに当たったら危ないだろう！」
「あぁ、今年の主席の卒業生って聞いたいたのに……とんだ見当違いだったね」
あの男の先輩方は何をほざいているのかしら？
「男子たち！ 攻撃に集中して！」
振り返る女の先輩。そこへ……
―――ダンッ！
「な……っ！？」
いつの間にか突進してきたイノシシ型の魔獣が、先輩の頭上でぴたりと静止した。
やがて、重力に引かれて落下する。魔獣の頭部はぽっかりと風穴が空いていた。
「死んで、る……？」
当然よ、トドメを刺したのだから。
もう少し遅れていたら先輩はあいつらに襲われていたところだったわ。
あたしの右手の愛銃『フォティア』はまだ煙をあげている。
それを見た先輩は顔を驚愕と恐怖の色に染めていた。
そこまで驚くことかしら。
ほらほら、よそ見してちゃいけないわよ！
―――タン、タン、タン！
と軽快なリズムであたしは次々と魔獣の息の根を止める。
―――タン！
最後の一匹を仕留めた。
案外イージーだったわ。
慣れた手つきで、『フォティア』を腰に装着したガンベルトに収納する。
あたしは先輩の方を向き、なるべく優しく微笑んだ。
『……援助しましたわ、先輩。
では�猖眄弌匹魏鷦�しましょう！』
普通の動物と魔物の違いは絶命した後にある。
動物ならば何も起こらないけれど、魔物の場合は肉体を蒸発させ消えてしまうの。
ただ一つ、�猖眄弌匹箸いλ睥呂鮟匹稿端譴弊个鮖弔靴董�
売買可能だから、良い小遣い稼ぎになるのよ。
「そ……っ、そうね！ ほらッ、アルとロキも回収手伝って」
「あ、あぁうん……了解だよ、マリー」
「すげえな、新米！」
魔石はかなりの数が集まったわ。
これも、あたしのおかげじゃないかしら？
魔法少女一日目はこれで終了！
大 成 功 ☆ じゃない？
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入野MIURIN（みゆりん） - 瑠璃猫さん、初コメありがとうございます！ いえいえ、私の更新ペースは気まぐれですので(^^；)更新、頑張ります！ 感想ありがとうございます(*'▽') (2018年5月24日 0時) (
レス) id: 9bf8fe644d (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃猫 - わぁい！初コメ！あ、新作おめでとうございます！！凄く面白かったです！更新ペース早くてうらやましい……更新、頑張って下さい！ (2018年5月23日 21時) (レス) id: 0fafa6dcb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：入野MIURIN（みゆりん） | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miurin-irino/
作成日時：2018年5月20日 1時
