スケアリー・モンスターズ70 ページ23
◇
『エース、ちょっと近いよ』
「ねえ、キスしていい？」
『きっ……！？ だ、だめっ』
「なんで？ さっきはAからしてくれたじゃん」
『あれは、お礼っていうか……その』
「んじゃオレもキスしてくれたお礼してもいいよね〜」
ニヤニヤした顔のまま伸ばしていた腕を曲げて距離を縮める。
「目、閉じて」
『エース……冗談、だよね……？』
「冗談でこんなことできるかっての」
『っ……』
ニヤニヤした顔から一転、真剣な顔つきになり熱の籠った視線がAへ注がれる。
頬に手を添えられエースの前髪がAの額にかかる。
「A……」
『エース……』
エースの真剣な瞳から目を離せないAは動くこともできない。
顔を傾けて唇を寄せるエースの肩をきゅっと掴む。
いける、そう思ったエースは目を閉じてAの柔らかい唇に唇を重ね
「良い雰囲気のところごめんね〜！」
「うわっ」
『きゃっ』
られなかった。
突然の声に驚いて振り返ればそこにはケイトが小さく手を振りながら立っていた。
「エースちゃん邪魔しちゃってゴメンね〜。ちょーっとAちゃん借りてもいーい？」
「は？ だめに決まってんでしょ、Aは今からオレと熱〜いキスするんすから」
『しないよっ！？』
「いやいや、するし、絶対する」
バクバクと鳴る胸を手で押さえるAにお構いなしにエースは顔をまた近づける。
だが顔を逸らされてエースの唇はAの頬にあたった。
「なんで避けんだよ」
『先輩の前でなんて無理だよっ』
「……だそうなんで、ケイト先輩どっか行ってくれます？」
「ん〜……」
『待って、エースほんとだめっ』
「無駄な抵抗しちゃってさ〜」
『やっ、ケイト先輩ったすけて……！』
エースの顔を手で押さえて抵抗していたAだが、その手を木に押し付けられてもう為す術がない。
その状況を面白がって見ていたケイトだがAから助けを求められ、くすっと笑うとユニーク魔法を唱える。
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凛音 - 勘鋭くないから課題曲が何の曲か分からん(´・ω・｀) (2022年7月24日 16時) (
レス) @page43 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - なるほど… 返事をくださってありがとうございます。これからも楽しく読ませていただきますね! (2022年4月1日 19時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡巫女さん» ご指摘の通りゲームでの監督生はカメラで写真を撮るよう言われていますね。ですがこちらの小説の監督生ユウがカメラを使うことはイベントくらいで小説本編ではほぼ使用していません。ですのでインテリア化している、と書いております。 (2022年3月30日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡巫女さん、コメントありがとうございます。ツイステにハマられたということで、ツイステ仲間ができて嬉しいです。 (2022年3月30日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - 最近ツイステにはまり一気読みをしているのですが、294話でカメラがインテリア化しているとありますが、学園長から写真を撮れって言われている設定なのでおそらく使っていると思うのですが… まだ素人なので違ったらすいません。続きも楽しく読ませていただきます！ (2022年3月23日 22時) (レス) @page31 id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年12月16日 9時
