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◇
『お疲れ様でした』
「A本日もお疲れ様でした」
「もうちょっとオレといようよ〜」
『フロイドごめんね、今日は約束してるの。また今度遊ぼうね』
「ちぇーっ。約束ね、ばいばーい」
「気をつけてお帰りくださいね」
『うん』
ラウンジの入り口まで見送ってくれた2人に手を振ってAはラウンジを出る。
外に出るとデュースが壁に寄りかかってAが出てくるのを待ってくれていた。
「A、アルバイトお疲れ様」
『デュースありがとう。お待たせしちゃってごめんね』
「いや、待つのは嫌いじゃないから大丈夫だ。帰ろう」
『うんっ』
仲良く2人で並んでオクタヴィネル寮の鏡を抜けてオンボロ寮へ帰っていく。
『そういえばエースにバレずに出てこれた？』
「なんとかな。同じ部屋だからこんな時間にどこに行くんだ、って聞かれたけど上手く誤魔化せたと思う」
『エースって勘が鋭いから気をつけないとバレちゃうね』
「エースたちを驚かせるためにも本番まで隠しておきたいな。……っと、もう着いたな」
『お話してるとあっという間だね。着替えてくるから寮の裏で待っててくれるかな』
「ああ、ストレッチして待ってる」
◇◆◇◆
『ワン、ツー、ワン、ツー……』
Aの手拍子のリズムに合わせて踊るデュースの動きはまだぎこちない。
ただ、今日のお昼よりも次の振り付けまでがスムーズに移ることができるようになっている。
曲が終わるとデュースは地面に膝をついた。
『お疲れさま。お昼よりも踊れるようになってるよ』
「ほ、本当か」
『うん』
デュースはAからタオルとドリンクを受け取ると汗を拭きながら嬉しそうに顔をあげる。
にこにこと笑うAの顔は嘘をついていない。
「また、明日も頼んでもいいか？」
『もちろん。デュースお腹空いてる？』
「早めに夕飯は食べたけど、身体を動かしたら小腹が空いたな」
『良かったら晩ご飯、食べて行かない？』
「いいのか？」
『うん。グリム寝てるから取られる心配もないよ』
くすくすと笑いながらAはオンボロ寮の玄関へ向かう。
その小さな背中をデュースは追いかけるのだった。
「デュース、がんばれ……！」
オンボロ寮の2階から2人の様子をユウが見ていたことをAたちは知らない。
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凛音 - 勘鋭くないから課題曲が何の曲か分からん(´・ω・｀) (2022年7月24日 16時) (
レス) @page43 id: 7001d6b560 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - なるほど… 返事をくださってありがとうございます。これからも楽しく読ませていただきますね! (2022年4月1日 19時) (レス) id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡巫女さん» ご指摘の通りゲームでの監督生はカメラで写真を撮るよう言われていますね。ですがこちらの小説の監督生ユウがカメラを使うことはイベントくらいで小説本編ではほぼ使用していません。ですのでインテリア化している、と書いております。 (2022年3月30日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡巫女さん、コメントありがとうございます。ツイステにハマられたということで、ツイステ仲間ができて嬉しいです。 (2022年3月30日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡巫女(プロフ) - 最近ツイステにはまり一気読みをしているのですが、294話でカメラがインテリア化しているとありますが、学園長から写真を撮れって言われている設定なのでおそらく使っていると思うのですが… まだ素人なので違ったらすいません。続きも楽しく読ませていただきます！ (2022年3月23日 22時) (レス) @page31 id: 85bbdde210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年12月16日 9時
