スケアリー・モンスターズ40 ページ42
◇
◇
逃げていく男たちの背後に、マレウスがもう1発雷を落としてやると慌てふためきながら逃げて行った。
「A怪我はないか？」
『マレウス、うん。助けてくれてありがとう』
「僕はなにもしていない。それに気が立っていたからな、少し紛らすことができた」
「Aよ、災難であったな。くふふ、まさかマレウスにあのような無礼を働くヒトの子がおるとは面白いのう」
「ツノ太郎にリリア先輩！」
マレウスは男性に掴まれて少し赤くなっているAの手首を優しく握り無事を確認する。
柔らかく笑うAに安心したようでマレウスも微笑み返した。
「おやおや、青春じゃのう」
「リリア揶揄うな」
「くふふふ」
『リリアとマレウスはどうしたの？ 休憩？』
「ちとトラブルがあっての。マレウスの雷が客に落ちそうだったもんで避難してきたんじゃ」
「ツノ太郎の雷……？ なにがあったんですか？」
「それはのう……」
リリアの話によると、オンボロ寮の門ではマレウスが大量のお客さんに囲まれていたそうだ。
柔らかく対応するマレウスに命知らずのお客さんが【ドラコニアチャレンジ】と命じた度胸試しを始めたという。
セベクは言葉を失い、シルバーは動揺し、リリアは怖いもの知らずな人間もいるもんじゃ、と感心していた。
【ドラコニアチャレンジ】に挑戦しようとするお客さんがマレウスに近づくと、大きな雷が落ちた。
それがマレウスの機嫌が悪かった理由らしい。
「シルバーとセベクに対応を任せたところでマレウスを避難させてきたのじゃ。オンボロ寮は我らディアソムニアが守るゆえ中でマレウスを休ませてやってくれんか」
「もちろんいいですよ。リリア先輩たちが守ってくれるなら安心だね。Aちゃんも中で休もう」
「ちょっと早いおやつの時間にするんだゾ」
『うん。リリアたちも落ち着いたら休みにきてね、お菓子準備して待ってる』
「うむ、必ず食べに行くと約束しよう。マレウスよ、Aを頼んだぞ」
「ああ、わかった」
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ここ(プロフ) - いちごさん» わあ、いちごさんに好きと言ってもらえて嬉しいです〜^_^ (2020年12月12日 8時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 超すこだわ (2020年12月11日 21時) (レス) id: eba29568ac (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんありがとうございます！ 順位ってジャンルごとの順位だと勘違いしていたので、調べてみたら全作品からの順位でびっくりしちゃいました。これからも頑張ります！ (2020年11月29日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - えっえっえっえっえっ一位おめでとうございます！！ (2020年11月29日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Airis*.さん» Airisさんコメントありがとうございます！本編以外も読んでくださって光栄です！エースくん好き仲間が増えて嬉しいです〜^_^応援してくださりありがとうございます！ (2020年11月28日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年11月25日 7時
