ハッピービーンズデー3 ページ29
◇
遡ること数分前。
Aはハッピービーンズデーのスタート地点で開始の合図を待っていた。
そこに
「Aも同じ場所でしたか」
運動着姿のジェイドが現れた。
『ジェイドも一緒の農民チームなんだね、よろしくね』
「はい、よろしくお願いします。それは魔法の迷彩ジャケットですか？」
『うん。クルーウェル先生が女子だから特別にって、さっきくれたの。あとこれはスミスさんって人が作ってくれたみたい』
Aが着ているのは魔法の迷彩ジャケット。
とても派手な柄だが、味方にははっきりと姿が見え、敵には光学迷彩のように景色に溶け込んで見える代物。
そして腰のベルトには小型のシューターが刺さっているのと、手には細長いシューターが持たれている。
「スミスさん……なるほど、彼特製の武器ですか。良いものをお持ちですね」
『もしジェイドが危なくなったらこれで助けるからね』
「……ふふ、はい。その時は是非お願いします」
シューターを構えて微笑むAは、勇ましさをアピールしているのだろうが、ジェイドにはそれがまた可愛らしく見え、自然と笑みを浮かべる。
そこにゴーン、ゴーン……ハッピービーンズデー開始の鐘が鳴った。
「始まったようですね。さて……」
『スマホを見てどうしたの？』
「A、オンボロ寮の監督生さんとはご友人ですか？」
『うん、ユウくんとはお友達だよ』
「どうやらケイトさんとデュースさんと一緒にいらっしゃるようです。彼らのスタート地点からして向かう補給箱は……」
ジェイドが広げたフィールドマップから、ユウたちが向かうであろう農民チームの補給箱の場所を指でたどっていくと、
『学園裏の森、だね』
ジェイドの指は学園裏の森を指し示した。
「きっと補給箱の周りには怪物チームが待ち構えているはずです。そんな危険なところに大切なご友人が向かうとなると……A、どうしますか？」
『もちろん助けに行くよ』
「てはご一緒させてください。貴方を狙う怪物は大勢いるでしょうから」
ゆったりと笑みを携えてジェイドはAと共に学園裏の森へ向かった。
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時間の止まったリス - バルキャンの妖精の男の子のイメージに何故か鏡◯レ◯くんが浮かんじゃいました(当時のリスがプ◯セカにハマっていたことからです) (2022年3月23日 9時) (
レス) @page3 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 夢桜さん» 反応集ですか！それは読むのが楽しみです^ ^頑張ってください♪ (2021年8月4日 13時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - ありがとうございます！呼んでみてくださいね！ツ○ステの反応集？も作ってみたので、そちらもみてください！ (2021年8月3日 23時) (レス) id: f6c4d55ff1 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 夢桜さん» 鬼○のお話を書かれているんですね！鬼○は私も大好きなので是非読ませていただきます(*^_^*) (2021年8月3日 17時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜(プロフ) - はい！私の無理のないペースで頑張っていこうと思います！今、鬼○の刃の夢小説をかいているので、読んでみてください！ (2021年8月3日 13時) (レス) id: f6c4d55ff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年6月19日 21時
