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◇
それから暫くの間テレビで各校のパフォーマンスを見ていたエースが椅子に座るAのそばに寄り肩に腕を回した。
「なあ、A。まだ時間ありそうだし一緒に文化祭見て回らね？」
『他の学校のパフォーマンス見なくていいの？』
「どうせオレたちが優勝なんだし見てなくても平気だって。見たいとこあった、兄貴が録画してるって言ってたから送ってもらって見ればいいし。な、行こうって」
『うーん……』
結果発表までは時間もある。
このまま控室で待機、というのはエースにとっては退屈のようだがAとしては全校のパフォーマンスを見ておきたい。
Aが悩んでいると肩に回っていたエースの腕が外された。
「こらエース。Aを困らせるんじゃない」
『ジャミルくん』
「A、君も君だ。嫌ならはっきりと言ってやらないとコイツには分からない。というよりも敢えて分かろうとするつもりがない」
「エース、学園祭を回りたいのなら行ってきたらいいわ」
「えっ、いいんすか！？」
まさかヴィルから許可が下りるとは思っていなかったエースは解かれた腕をもう一度Aに絡ませる。
どうやら意地でもAと学園祭を回るつもりのようだ。
「ただし、行くならアンタ1人で行きなさい」
「え？」
「当然でしょ。アンタが【VDC】に出ていたことは学園祭に来ているお客さんなら知っていることよ。そんなアンタが無防備に学園を歩いていたら……エペル、どうなると思う？」
「えっ……と……ヴィルサン、ほどではないけどお客さんが集まってくる？」
「そう。アタシほどではないけれど、今のアンタたちは有名人。間違いなく黄色い悲鳴を浴びて揉みくちゃにされるに違いないわ。そこにAを連れて行こうだなんて許さない。だから行くのならアンタ1人で行きなさい」
「うっ……」
ヴィルの言葉にエースは行く気を無くした。
黄色い悲鳴を浴びるのは構わない。
ただ、カッコ良かったと言ってほしいのは1人だけでいい。
Aとの時間を誰かに邪魔されるのは嫌だ。
「ちぇっ、わかりましたよ……A、明日絶対だかんな」
『ふふっ、うん。約束ね』
不貞腐れるエースにAはくすくすと笑いながらテレビに視線を戻した。
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翡翠 - 返信ありがとうございます！そうですね…今後に期待です！ (2021年6月15日 8時) (
レス) id: 3ec5fcf21a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さん応援ありがとうございます^ ^6章の公開がとても楽しみですね！そのお2人はメインストーリーでもあまり登場がなかったのでどう絡んでくるのか、とても気になります。公開が待ち遠しいですね。 (2021年6月15日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 更新頑張ってくださいです！六章が楽しみですね…！(六章イ○アや○ルトがメインらしいです…ハイ、ネタバレすみません！)お応援しております！ (2021年6月14日 23時) (レス) id: 985c3b27ad (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ちょりさん» ちょりさんありがとうございます！当分先になりそうですが、その分楽しみも大きいですね！イベントはみんなの意外な素顔なども知れていいですね〜♪バルガスキャンプではラギーくんでます！いっぱいでます！！（ネタバレ）楽しみにしてくださって嬉しいです(*^_^*) (2021年5月2日 7時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ちょり(プロフ) - 5章執筆お疲れ様です！！ゲームの本編の方もまた楽しみですよね〜！いつになるやらですが（笑）公式さんはもはやイベントで繋げるのが定番になってきましたね！w。バルガスキャンプのラギーくんとの絡み、とてつもなく楽しみにしてます！！^o^ (2021年5月1日 22時) (レス) id: dcc02d0370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年3月26日 21時
