Cat Panic ページ10
◇
お昼ご飯を食べた後の眠たくなる午後の授業。
Aたちは魔法薬学の実験中。
エースとデュースがペアを組み、その隣ではAとユウ、グリムが薬品を小鍋に入れて混ぜている。
「いいか仔犬ども。今作っているのは【
「オレ様の願いはツナ缶食べ放題なんだゾ〜！」
「簡単に願いが叶うはずはない。故に調合が難しく成功する者は今のところ現れていない」
「そんな激ムズな薬を1年に作らせるってどうなの？ってデュースそれ入れすぎだろ！」
「そうか？このくらい入れたほうがいいかと思ったんだが…」
「手元にある薬品を全て入れ、オレンジ色になったら成功だ。出来ないとは思うが、頑張ることだな」
クルーウェルの言葉にやる気を出す生徒たちも言われてばかりではいられない。
薬品を混ぜて沸騰させていくが、なかなか成功の色であるオレンジ色にはならないようだ。
「げっ、緑色になった…失敗かよ〜」
「やはり量が足りなかったのか…」
「いや違うだろ、逆に入れすぎ」
エースとデュースも失敗したようだ。
Aたちの小鍋はというと、水を強火で混ぜて沸騰したところに少量ずつ薬品を入れ弱火で混ぜる。
すると赤色だった色がだんだんと変わりオレンジ色になった。
『あれ、これって』
「え、オレンジ色だ…成功した！？」
「ウソっ、お前ら成功したの？」
「凄いじゃないか」
「ひゃっほーう！これでツナ缶食べ放題なんだゾ！あっ！！」
『きゃあ！』
【叶望薬】の完成を喜ぶAたち。
喜びのあまり腕を上げたグリムの手が小鍋へと当たり宙を舞う。
宙を舞った小鍋に入っていた液体がまさかのAの頭に全て溢れるという事件がおきた。
Aは真っ白な煙に包まれ、姿が見えなくなり焦る一同。
エースは広がっていく煙の中へと飛び込むと、すぐ目の前に座り込んでいるAを見つけた。
「A！」
『エース…あの…』
「大丈夫か！？火傷とかしてない！？」
『うん、大丈夫。あの…でもそれ以上こっち来ないで』
「はあ？何言ってんだよ。薬品浴びたんだから先生に見てもらわないと」
『そうなんだけど…その…』
「ほら行くぞ！」
『だめっ、今はだめだって…！！』
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ここ(プロフ) - いろはさん» いろはさんコメントありがとうございます！はまってもらえて嬉しいです！これからも楽しんでもらえるよう頑張りますね♪ (2020年9月30日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - めっちゃはまりました!!!頑張ってください!) (2020年9月30日 18時) (レス) id: cd5f27ba6c (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんコメントありがとうございます(*^^*)ガキッポラ書いちゃいました〜 (2020年9月28日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - エース・ガキ・トラッポラ尊いです (2020年9月28日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月28日 16時
