最後に笑うのは誰だ 前篇 ページ38
◇
授業が終わりAは図書館にいた。
自分の勉強のものではなく、ユウが元の世界に戻れる手掛かりがないかを探していた。
召喚魔法や空間魔法の資料、他にも様々な本を調べている。
Aが魔法道具大百科を見ていると、あるページでめくる手が止まった。
『あれ……この鏡どこかで見た気が…』
「Aさんどうしました？」
『わあっ！が、学園長先生…びっくりした…』
「驚かせてしまってすみません。かなり前から後ろにいたんですが集中されていたようですね」
『あの、学園長先生。これってもしかして学園長室になかったですか…？』
「ふむ、少しお借りしますよ」
Aから本を受け取るとそのページをじっと見る。
そこには姿鏡が載っているページがある。
そこにはこう書かれていた。
【天候は晴れ 時期は満月の夜 100年に一度だけ異世界への扉が次元の鏡に開くであろう】
『もしこの本に書かれていることが本当ならユウくんが帰れるかも』
「確かにここに載っている姿鏡は学園長室にあります…。まさかそんな代物だったとは…」
『前の扉が開いて今が何年経っているかなどは書かれていないのでわからないですが、試してみる価値はあるかと思いまして』
「そうですね、運の良いことに今晩は満月です。ダメ元で試してみましょう。ユウくんを連れてきてもらえますか？」
『はいっ』
オンボロ寮で寛いでいたユウにこの事を伝えると驚いていたがすぐに笑顔になった。
「やっと戻れるんだ…良かった…！」
『良かったね、ユウくん。絶対、ではないけどやってみよう』
「うん！あ、ちょっと待っててね準備してくる」
ユウは部屋へ戻り荷物をまとめる。
あまり荷物のなかったユウは小さな鞄を１つ持って戻ってきた。
.
その晩、Aとユウは学園長室にいた。
次元の鏡の前に立ち故郷を思う。
すると鏡が光だし、とある街並みを映し出した。
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ここ(プロフ) - いろはさん» いろはさんコメントありがとうございます！はまってもらえて嬉しいです！これからも楽しんでもらえるよう頑張りますね♪ (2020年9月30日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - めっちゃはまりました!!!頑張ってください!) (2020年9月30日 18時) (レス) id: cd5f27ba6c (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんコメントありがとうございます(*^^*)ガキッポラ書いちゃいました〜 (2020年9月28日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - エース・ガキ・トラッポラ尊いです (2020年9月28日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月28日 16時
