出会い ◇リーチ兄弟◇ ページ35
◇
「ここ、オレのとっておきの場所」
『う、わぁ………きれい…』
少年が連れてきてくれた場所は色鮮やかな珊瑚礁が広がっている場所だった。
様々な種類の魚が辺りを泳いでいる。
「どぉ？気に入った？」
『うん、すごく！連れてきてくれてありがとう』
「あはっ、どういたしまして」
「探しましたよ、フロイド」
「あ〜、ジェイド〜」
Aの前に少年によく似た1人の人魚が泳いでくる。
「おや、こちらの方は…人間ですか？」
「網に引っかかってたとこを助けてくれたんだよ。あれ、名前なんだっけ？」
『そういえば名前言ってなかったね。私はA。よろしくね、えーと…』
「オレはフロイド。よろしくねぇ、A」
「Aと仰るのですね。僕はジェイド、フロイドとは双子の兄弟です」
『フロイドにジェイドだね』
「フロイドを助けてくださったようで、ありがとうございます。まさかフロイドが【祝福の口付け】を贈る人間が現れるとは…驚きました」
ジェイドは興味深そうにAを見つめる。
丁寧な言葉を口にしているが、彼はまだ人間であるAの事を信用していない。
人間は人の皮を被った悪魔だ、と聞いたことがあったから。
「(この可愛らしい少女も悪魔なのでしょうか…。フロイドが気に入っているようですし、暫く様子を見ますか)」
「A次はこっち」
『わぁ、早いよフロイドっ』
「あははは！」
「(もしもフロイドに危害を及ぼすようなら容赦はしません)待ちなさい、フロイド僕も行きます」
フロイドに腕を引かれAは泳いでいく。
2人の後ろをジェイドも泳いでいった。
「Aって綺麗な足してるねぇ」
「本当ですね、細くとても白くて美しいです」
『そ、そんなに足を褒められたことないから、なんだか照れちゃうね。フロイドたちはなにの人魚なの？』
「なんだと思いますか？」
「当ててみてよ」
『う〜ん…凄く大きくて長いからウミヘビ…いや、リュウグウノツカイ……あ、ウツボかな？』
「正解でぇす。オレら、ウツボの人魚なんだ」
「他にもタコや、イカやサメなどの人魚もいますよ」
『色んな種類の人魚がいるんだね』
Aたちは色んな話をしながら海中を泳いでいく。
話しているうちにジェイドもAは危害を加える人間ではない、とわかったようで打ち解けていた。
そうしている内に海の中にオレンジ色の光が入り込んでいた。
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ここ(プロフ) - いろはさん» いろはさんコメントありがとうございます！はまってもらえて嬉しいです！これからも楽しんでもらえるよう頑張りますね♪ (2020年9月30日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - めっちゃはまりました!!!頑張ってください!) (2020年9月30日 18時) (レス) id: cd5f27ba6c (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんコメントありがとうございます(*^^*)ガキッポラ書いちゃいました〜 (2020年9月28日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - エース・ガキ・トラッポラ尊いです (2020年9月28日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月28日 16時
