出会い ◇リーチ兄弟◇ ページ31
◇
青い空、照りつける太陽、白い雲、青く透き通る海。
「『う〜み〜！！』」
Aは珊瑚の海に遊びに来ていた。
母が主演で演じていたドラマの収録が終わり、父も仕事が休みだったので久しぶりに家族での外出。
お隣の家のエースも一緒だ。
Aは水着に着替えて砂浜へ飛び出した。
『エース、早くおいでよ〜！』
「浮き輪膨らましてるからちょっと待てって！」
『先に行ってるよ！』
「ふふ、あの子ったらはしゃいじゃって。エースくんのお兄さんたちも来られたら良かったのにね」
「あー…兄貴たちは、まあ色々と忙しいみたいなんで」
海に行く前にエースは兄たちに言われたことがあった。
それはA一家に海へ誘われた日の夕食時のこと。
〜回想〜
「あ、オレ海行かないから」
「え、なんでだよ兄貴。A楽しみにしてんだぜ」
「オレが行ったらA、オレに惚れちゃうかもよ？」
「はぁ！？何言ってんだよ、んなわけないじゃん！」
「いやよく見ろオレのこの肉体美。スマートな身体にこの適度に割れた筋肉。これに惚れない女はいないだろ」
「うげ…メシ食ってる時に変なもん見せんなよ…。で？なんでそれがAが惚れるのに繋がるわけ？」
「甘いな、エース。海といえば、男女の距離が一気に近くチャンスイベントだぞ。泳げないAに寄り添っている内に触れる肌と肌！全く相手にされてないお前でも意識されるに間違いなしだ」
「あいつ泳げるけど」
「まぁ、そんなわけでそのチャンスをお前に譲ってやるよ！早くAをものにしてこい」
「そうよ、お母さんもAちゃんが娘になるの楽しみにしてるんだからねっ、頑張りなさいエース」
「なんなんだよ…この2人……。親父もなんか言ってよ」
「Aちゃんがお父さんって呼んでくれるのか…待ち遠しいな………」
「………ダメだ、こりゃ」
〜回想終了〜
エースの兄にも母親にも謎の後押しをされエースは1人ついてきたわけだ。
いらん世話を焼いてくる母と兄にエースは頭が痛い。
Aはそんなことになっているとは知らずに波打ち際ではしゃいでいた。
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ここ(プロフ) - いろはさん» いろはさんコメントありがとうございます！はまってもらえて嬉しいです！これからも楽しんでもらえるよう頑張りますね♪ (2020年9月30日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - めっちゃはまりました!!!頑張ってください!) (2020年9月30日 18時) (レス) id: cd5f27ba6c (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんコメントありがとうございます(*^^*)ガキッポラ書いちゃいました〜 (2020年9月28日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - エース・ガキ・トラッポラ尊いです (2020年9月28日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月28日 16時
