Cat Panic ページ18
◇
「そうかぁ〜、Aちゃんも大変だね」
「ここなら好きなだけいていいからね」
『ありがとうございます…！』
さて、Aはどこに隠れているでしょう。
正解は大食堂の厨房でした。
厨房の端の方でゴーストが入れてくれたジュースを飲んでいた。
ここなら料理を作るゴーストたちがいて、わざわざ生徒たちも入って来ない、完璧な隠れ場所だ。
ゴーストが作ってくれたデザートを食べながら癒されるA。
そこに1人の生徒が厨房に入ってきた。
「すみません、いつもの食材を……A？」
『あ、ジャミルくん。どうしたのこんなところに』
「それは俺の台詞なんだが…俺は夕食の食材を貰いに来たんだ」
『そっか、カリムのご飯はジャミルくんが作ってるんだったね』
カリムは幼いころから様々な危険な目に遭ってきた。
食事に毒を入れられることもあり、今ではジャミルの作るご飯しか食べられないそうだ。
「夕食の手伝いをしているようではないが、Aはここでなにを？」
『実験の時に薬品を浴びちゃって、猫耳と尻尾が生えちゃったの。なんでかみんなが追いかけてくるから逃げてるとこなんだ』
「………そういえばそんなことをあいつら言ってたな。ずいぶんと可愛いことになってるな」
ジャミルがAの頭と一緒に猫耳を撫でる。
それが気持ちがいいのかAは目を閉じて受け入れていた。
「飼うならオウムがいいと思っていたが猫もいいな…」
『！』
ふいに聞こえたジャミルの独り言に、耳を立てる。
Aがジャミルを見ると、そこには何かを企んでいる顔が。
嫌な予感がして撫でている手からそっと逃げる。
「なぜ逃げる？気持ちがよかったんじゃないのか？」
『それはそうだけど…なんだか嫌な予感がして』
「ふむ、一部動物になったことで危険察知する勘が増したのか」
『…………さよなら！』
「あ、おい！………逃げられたか」
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ここ(プロフ) - いろはさん» いろはさんコメントありがとうございます！はまってもらえて嬉しいです！これからも楽しんでもらえるよう頑張りますね♪ (2020年9月30日 22時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
いろは - めっちゃはまりました!!!頑張ってください!) (2020年9月30日 18時) (レス) id: cd5f27ba6c (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ゆゆさん» ゆゆさんコメントありがとうございます(*^^*)ガキッポラ書いちゃいました〜 (2020年9月28日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - エース・ガキ・トラッポラ尊いです (2020年9月28日 17時) (レス) id: 861ee0d781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年9月28日 16時
