リクエスト ページ48
◇
『ユウくん、送ってくれてありがとう』
「気にしないで。寮の帰り道の途中だし、それにAちゃんと一緒にいたいから」
ユウは、モストロ・ラウンジでのアルバイトがあるAを鏡舎まで送っていた。
グレート・セブンの銅像の並ぶメインストリートで生徒とすれ違った瞬間、ユウは頭から何か生温いものを浴びるとは、想像していなかった。
「おおーっと、なんやかんやご都合主義で偶然完成しまった8時間だけ若返る薬がああ！」
「ちょっ、なにこの煙！？ ていうかそれご都合主義すぎません！？ うわあっ！！」
『ユウくんっ！！』
なんともご都合主義な説明とともにユウは頭から魔法薬を浴びてしまい、もくもくと周囲に煙が立ち込める。
ユウの姿が見えなくなり、Aは口を押さえて煙の中に飛び込んだ。
「う……っ」
『ユウくんっ』
「A、ちゃん……」
見た目からして5歳くらいだろうか。
小さくなったユウとAは、暫くの間、お互いをじっと見つめあっていた。
◇◆◇◆
『……ということがありまして、アルバイトが終わるまでラウンジでユウくんを休ませてあげたいんです』
「おやおや、それは災難でしたね。ユウさん、僕に対価をくださればすぐに元に戻る魔法薬をご準備してさしあげますが」
「8時間で戻るって聞いたのでそんなリスクを背負うことはしません」
「フフ、それは残念だ」
『アズール先輩、着替えてくる間、ユウくんのことをお願いしてもいいですか？』
「ええ。喜んでお預かりします」
アズールたち(主にフロイド)にユウを預けるのはなんだか心配だが、学生制服のままでは働けない。
Aは後ろ髪を引かれる思いで更衣室に向かった。
「あはっ、小エビちゃんがもっとちっさくなってる〜。ちっせーのに中身そのまんまとウケんね」
「ユウさん、幼少期は随分と可愛らしかったんですね」
「フロイド先輩、お願いですからその伸ばしてる手で僕を持ち上げようとなんてしないでください」
この身体で高身長のフロイドに抱き上げられてはたまったものではない。
ジリジリと近寄ってくるフロイドからユウは距離を取る。
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翡翠 - リクエスト受けてくださりありがとうございます！ここ様がかき終わるのをお待ちしております！ (2021年6月24日 16時) (
レス) id: 8ff121e900 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さんと翡翠さんのお姉さま、リクエストありがとうございます^ ^リクエスト、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スピカブラックさん» スピカブラックさん、リクエストありがとうございます^ ^カリムとアズールの取り合いのお話と、フロイドとリドルくんが入れ替わるお話、お時間をいただくことになりますが、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - もう一つリクエストでフロイドとリドルが入れ替わって夢主ちゃんに助けを求める話がいいです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 1人何回でもokなんですね！わかりました！では、早速リクエストで、ヴィルによってお化粧をした夢主ちゃんがみたいです！あと、姉からで、ヴィルとルークが夢主ちゃんを取り合いするお話がみたいそうです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: e3fc381a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月4日 13時
