メイドの日 ページ24
◇
モストロ・ラウンジのアルバイトの日。
いつものように出勤したAが更衣室に向かっていると
「Aさん、少しお時間よろしいですか」
アズールがAを呼び止めた。
呼び止められたAはもちろんです、と笑顔で頷くとアズールの元へ近づいた。
『どうしましたか？』
「Aさんには本日こちらを着ていただきます」
『これは…………メイド服、ですか？』
アズールが渡したのものは、皺1つないピシッと畳まれたそれは誰がどう見てもメイド服だとわかる代物。
制服が変わったのだろうか、と思いながらもAはメイド服を受け取った。
「陸にはまた面白い日があるようですね。5月10日をメイドの日、というらしいじゃないですか。実に興味深いです」
『メイドの日、そんな日があるんですね。初めて聞きました』
「そのメイド服に着替えたらお客様のことはご主人様、と呼ぶようにお願いします」
『えっ……そ、そうなんですか？』
「ええ。やるからには徹底しなければ。もしこの条件を飲んでくれるのであれば……本日のお給金に特別ボーナスを上乗せしましょう」
笑顔でなんとも魅力的な提案してくるアズールにAは心が揺れる。
ボーナスが入ればユウやグリムとどこかに遊びに出かけられるかもしれない。
『わかり、ました』
「交渉成立ですね。では本日もよろしくお願いします」
Aはアズールの提案を飲むことを選んだ。
.
「今日はAと同じシフト〜♪」
ご機嫌なラギーは短めの尻尾を左右に揺らしながらミーティング場所であるホールに向かっていた。
すでに何人かは集まっているようでラギーもそこに加わろうとすると、巨大な双子に挟まれているAを見つけた。
「フロイドくんとジェイドくんに挟まれたらAはこれまたちっさく見えるッスね〜……って、あれ？」
『ラギー同じシフトだったんだね』
「なんか、いつもと違わないッスか！？」
Aがいつもの制服、ではなく可愛らしいメイド服を着ていることに気がついたラギーはわなわなと指を差しながらAを見つめていると、ジェイドは小さく笑った。
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翡翠 - リクエスト受けてくださりありがとうございます！ここ様がかき終わるのをお待ちしております！ (2021年6月24日 16時) (
レス) id: 8ff121e900 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 翡翠さんと翡翠さんのお姉さま、リクエストありがとうございます^ ^リクエスト、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スピカブラックさん» スピカブラックさん、リクエストありがとうございます^ ^カリムとアズールの取り合いのお話と、フロイドとリドルくんが入れ替わるお話、お時間をいただくことになりますが、かしこまりました。 (2021年6月23日 22時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - もう一つリクエストでフロイドとリドルが入れ替わって夢主ちゃんに助けを求める話がいいです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - 1人何回でもokなんですね！わかりました！では、早速リクエストで、ヴィルによってお化粧をした夢主ちゃんがみたいです！あと、姉からで、ヴィルとルークが夢主ちゃんを取り合いするお話がみたいそうです！ (2021年6月23日 17時) (レス) id: e3fc381a9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年5月4日 13時
