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◇
『はい、リドルどうぞ』
「美味しそうだね、いただきます」
「おっと、病院から電話だ。お父さんも後でもらおうかな」
『うん、1番大きいのとっておくね』
エドワードはAの頭を撫でると鳴り続ける電話に出るため自室へ戻っていった。
その後ろ姿を見送りながらリドルはタルトを口に入れる。
「うん、美味しいよ」
『良かった。紅茶はミルクティーでいい？』
「うん。Aの淹れてくれるミルクティーがボクは1番好きだよ」
『ふふっ、リドルの淹れてくれる紅茶も私は好きだよ』
「それじゃあAの紅茶はボクが淹れよう」
ゆっくりと流れるこの時間がリドルは好きだった。
ビーッ、と家のチャイムが鳴る。
『お客さんかな、ちょっと待っててね』
Aは来客の対応するため席を立つ。
今まで楽しかったのになんだか水を差された気分だった。
「A遊ぼうぜ」
『エース、ごめんね今日は遊べないの』
「えー、なんでだよ。誰か来てんの？」
『うん、友達が来てくれてるの、だからごめんね』
友達。
Aが自分のことを友達と思っていてくれている、リドルはそれを嬉しく感じたのと同時になんだか物足りない気持ちになった。
「いいじゃん、そいつよりオレと遊ぼうって」
『今日はだめ。明日なら遊べるよ』
「じゃあ明日絶対な！ 迎えに来るから絶対家にいろよ」
『うんっ』
どうやら彼は諦めて帰ったようだ。
Aが彼より自分を選んだ、それがリドルを優越感に浸らせた。
『お待たせ』
「彼はいいのかい？」
『うん、明日遊ぶ約束したから。あ、それでね、この前熱砂の国に行った時にね……』
リドルは文献や写真などでしか見たことがない他の国のことを話してくれるAの話を聞くのが好きだった。
自分も大きくなったら行ってみたい、その時はAと一緒に。
リドルにとってAは特別な女の子、それはこれからも変わらない。
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ここ(プロフ) - スイさん» ちょうどマレウスとの出会い編を書いていたのでそちらにディアソムニア全員出すようにしますね^_^子猫のお話、いいですね！どちらもリクエスト了解しました^_^応援ありがとうございます(*^_^*) (2021年2月10日 20時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 嬉しい！ありがとうございます！！では、《ディアソニアと出会い編》と《夢主ちゃんが子猫になってしまった話》を読みたいです！楽しみに待って応援します！頑張って下さい！ﾟ+(人・∀・*)+｡♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スイさん» スイさん早速読んでくださりありがとうございます^_^良いと言っていただけて嬉しいです。はい、お時間いただきますがリクエスト大丈夫です♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 待っていました、本当に書いてくれてありがとうございます！とても嬉しくて良いリクエストです♪またお願いしても大丈夫ですか(*´･ω･｀)？ (2021年2月10日 17時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ひなさん» 6歳ですね、了解しました！^_^ (2021年2月8日 12時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年1月16日 22時
