◇ ページ19
◇
「おお〜い」
『あ、ユウくん！』
「お前ら来るの遅すぎ。どこまで行ってたんだよ」
「それが、グリムを見失って探し回ってたら遅くなっちゃったんだよ」
「見つかってよかったな」
「こんなところで問題でも起こしたらもう二度と外出許可なんておりないだろーね。時間もないし次のに行こうよ」
「ゴースト怖いゴースト怖い」
『……グリム、相当怖かったみたいだね』
未だに涙目のグリムを抱えてAはマップを広げながら歩くエースの後ろに着いて行く。
Aたちはスプラッシュボートというアトラクションに並んでいた。
「これってどんなアトラクションなんだろうね」
「ええと……ボートに乗って急流を滑り落ちるアトラクションらしい」
「楽しそうなんだゾ〜！」
「こんくらいならAも大丈夫だろ？」
『うん、最初に乗ったジェットコースターに比べたら平気そうかな』
この遊園地には絶叫度というものがあるようで、小さな子どもでも乗れるものは絶叫度1。
今から乗ろうとしているスプラッシュボートは絶叫度2。
ちなみにAが最初に乗ったジェットコースターは絶叫度園内最大の絶叫度10だった。
「はい、A」
『ありがとう？ 』
エースから渡されたものを受け取ったAはそれを広げてみる。
『レインコート？』
「さっき入口で売ってた。これずぶ濡れになるって看板に書いてあったからさ」
「さすがエース、そんな看板僕見えなかったよ。あれ、僕らの分は？」
「オレとAの分しか買ってないし」
「なんだと！？ 今から買いに……ってもう僕たちの番じゃないか」
『ユウくん、これ使って？』
「いや、エースのならともかくAちゃんの分を貰うわけにはいかないよ。ずぶ濡れになるって言っても乗ってる場所によってはそうでもないかもだし、このままいってみるよ」
「そうだな、男なら覚悟を決めるしかないな」
「今日は暑いしいい水浴びになるんだゾ〜」
数分後、デュースたちはこの選択を後悔する。
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ここ(プロフ) - スイさん» ちょうどマレウスとの出会い編を書いていたのでそちらにディアソムニア全員出すようにしますね^_^子猫のお話、いいですね！どちらもリクエスト了解しました^_^応援ありがとうございます(*^_^*) (2021年2月10日 20時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 嬉しい！ありがとうございます！！では、《ディアソニアと出会い編》と《夢主ちゃんが子猫になってしまった話》を読みたいです！楽しみに待って応援します！頑張って下さい！ﾟ+(人・∀・*)+｡♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スイさん» スイさん早速読んでくださりありがとうございます^_^良いと言っていただけて嬉しいです。はい、お時間いただきますがリクエスト大丈夫です♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 待っていました、本当に書いてくれてありがとうございます！とても嬉しくて良いリクエストです♪またお願いしても大丈夫ですか(*´･ω･｀)？ (2021年2月10日 17時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ひなさん» 6歳ですね、了解しました！^_^ (2021年2月8日 12時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年1月16日 22時
