◇ ページ16
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「外も凄い雰囲気だったけど中はもっと凄いな」
『ほ、本当だね』
「A、リタイア用の出口があるらしい。無理はしなくていいから」
『うん……デュース、腕持っててもいい？』
「うで……あ、ああ！ なんでも持ってくれ！」
『ありがと』
握っていた手をそのままデュースの腕に絡めて距離を縮める。
両手でデュースの左腕を抱きしめるAにデュースの顔は暗闇で見えないが真っ赤だ。
自分の腕に当たる柔らかいものを意識しないように横を見ると、そこには蹲っているゴーストがいた。
「A、これなんか動きそうじゃないか？」
と気を散らすために言ったデュースの言葉通り
「うがあああああ！！」
『きゃあああ！！』
倒れていたゴーストは動き出しAたちに向かってきた。
Aが悲鳴をあげてをデュースの腕にぎゅっと抱きつくと、デュースは
「テメー、Aが怖がってんじゃねぇか！なにしてくれてんだゴラァ！！」
と、まさかのゴースト役のスタッフにメンチを切った。
「えっ？ あ、あのお化け屋敷っていうのはそういうところで……」
「んなの関係ねぇんだよ！ 人のオンナビビらせといて謝罪の言葉もねぇとは舐めてんのか！？ 表出ろ！！」
「すすすすすみませんでしたぁぁ！！」
『デュース、胸ぐら掴んだらだめ！ この人はお仕事してるだけだから！ ごめんなさいっ、私が怖がったせいで、本当にごめんなさい！！』
すっかり怯えきっているスタッフにひたすら頭を下げてAはデュースの腕を引き先に進む。
「はっ、ぼ、僕はなんてことを……！」
しばらく歩いているとデュースはようやく自分がしたことに気がついたようだ。
『……ふ、ふふっ……あははっ！ お化け屋敷でお化け役の人を怖がらせる人初めて見た』
「あ、あれはAを怖がらせたからつい……次は胸ぐらを掴まないように気をつける！」
『……ふふっ、デュースと一緒だと違う意味でドキドキしてお化け屋敷克服出来るかも』
「そうか？ それならこれからもずっと僕と入ろう」
『うんっ』
Aが言っていた違う意味のドキドキ。
それは脅かしてくるスタッフにデュースが手を出さないかが気になって、お化けを怖がっている暇がないという意味なのだがデュースはそれを知らない。
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ここ(プロフ) - スイさん» ちょうどマレウスとの出会い編を書いていたのでそちらにディアソムニア全員出すようにしますね^_^子猫のお話、いいですね！どちらもリクエスト了解しました^_^応援ありがとうございます(*^_^*) (2021年2月10日 20時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 嬉しい！ありがとうございます！！では、《ディアソニアと出会い編》と《夢主ちゃんが子猫になってしまった話》を読みたいです！楽しみに待って応援します！頑張って下さい！ﾟ+(人・∀・*)+｡♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - スイさん» スイさん早速読んでくださりありがとうございます^_^良いと言っていただけて嬉しいです。はい、お時間いただきますがリクエスト大丈夫です♪ (2021年2月10日 18時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
スイ - 待っていました、本当に書いてくれてありがとうございます！とても嬉しくて良いリクエストです♪またお願いしても大丈夫ですか(*´･ω･｀)？ (2021年2月10日 17時) (レス) id: b731ff840f (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ひなさん» 6歳ですね、了解しました！^_^ (2021年2月8日 12時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年1月16日 22時
