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「「「キス！？」」」
リリアの口から出てきた【愛する者からのキス】という言葉。
呪いをかけられ眠りについたお姫様が愛する人からのキスで目覚めた、というお伽噺を聞いたことがあるAは『確かに……』と納得していた。
「ということはAにキスをしてもらえば元に戻れるというのか？」
『…………え？』
真剣な顔をしたマレウスがAの方を向く。
マレウスの言葉につられ、リドルたちもAを見つめ、子どもとはいえ大勢の瞳に見つめられたAは思わず声を漏らした。
「……そうね。学園長が元に戻る方法を見つけてこなければ最終手段としてキスしてもらいましょう」
「オレからしてもいいのか？」
「カリム氏、今の拙者たちは魔法をかけられた側、つまり拙者たちからキスをしても意味がないのでは？ 愛する者【から】のキスってリリア氏も言ってましたし」
「キスで魔法が解けるなんてとてもロマンティックですね。学園長が戻ってこないよう、フロイドに時間稼ぎをしておいてもらいましょう」
「フフ、それはいい考えですね。Aからキスされたと知るとズルい、と言い出しそうですが」
『え、えっと……？』
何故か自分がキスをする方向で話が進んでいる気がする。
「とりあえず夕方までは様子を見ましょう」
「「「わかった」」」
というやりとりがあり、夕方を過ぎても学園長が元に戻る方法を見つけてこなければAが全員にキスをすることで話が纏まっていた。
「もうすぐ夕方だけど……このままだとAちゃん、全員にキスしないといけないんだよね」
『っ……。わ、私のキスで魔法が解けるのかな……？』
「え、解けるよ？ それはもう最高の解き方だよ。起きてる時だと恥ずかしいだろうから今やってみる？」
『そ、そうだね……恥ずかしいけど、みんなの為だもんね。私にやれることはやってみるねっ……』
Aは頬をほんのり赤く染め、ぎゅっと両手を握りしめる。
確実に魔法が解ける方法という確証はないが、まずは誰にしようか。
Aは眠るリドルたちを順に見ると、ある人物で目を止めた。
「その人からにする？」
『う、うん』
Aは頷くと、足の上で眠るレオナに唇を近づけた。
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時間の止まったリス - んぁあ゛あ゛あああああああああああああ… ラギー•癒しでかわいい•ブッチ (2022年3月15日 16時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 咲希さん» 咲希さん、お題箱へのリクエストありがとうございました(*´꒳`*)またお待ちしております♪ (2021年11月29日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
咲希 - 遅れました！！シルバーくんの話ありがとうございます！！ (2021年11月29日 0時) (レス) id: dcd6ff7333 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ミオさん» ミオさん、お題箱へのリクエストありがとうございました！またお待ちしております(*´꒳`*) (2021年11月16日 0時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - ここさん、お題吸収ありがとうございました！ (2021年11月15日 23時) (レス) @page25 id: 054e3ea455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年10月27日 19時
