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◇
「こんなちっせーもんに変身してたら？」
「監視カメラに映ることなくオンボロ寮を抜け出すことは可能でしょうね。ラギーさんからの情報にも【目に見えるものが本当とは限らない】と意味深な情報もありました」
「それってAは人間の姿をしていない、って言ってるようなもんじゃん。Aが変身しそうなの片っ端から捕まえよーぜ」
「ふふ。フロイドに捕まえられた時のAを見るのがとても楽しみです」
2人のくすくすと笑う声に中庭にいた動物たちは危険を感じたのか一斉に姿を消す。
Aがいなくなったと連絡を受けてから5時間を経とうとしていた。
◇
「この階にはいなかったな。Aどこに行っちまったんだろう……」
「生徒が1人いなくなったというのに先生たちが慌てる様子はない。つまりAは危険に晒されてなく、この学園にいる可能性が高い」
「そうなのか？ それなら早く見つけてやらないとな。うちから使用人を呼んで人手を増やすか？」
「俺たちだけで探してみて見つからなければそうするのもありだな。…………ん？」
アジーム家の使用人にこの学園の全生徒。これらの人数で捜索すればAが見つかる可能性は高まるだろう。
次はどこに行くか考えているとジャミルは視線を感じた。ジャミルが振り返りそちらを見ると、そこにはこちらを見ている1人の男子生徒。
艶のある黒髪にアイスグレーの瞳。身長は165cm〜170cmほど。
あんなに整った顔立ちの生徒がこの学園にいただろうか。
腕章でポムフィオーレ寮生であることはわかるが、この学園の生徒の顔と名前を把握している自分が彼の名前はわからない。
男子生徒はジャミルと目が合うと弾かれるように逸らし、背中を向けて人ごみに消えていった。
「……あんな奴、うちの生徒にいたか？」
どれだけ記憶を探ってもあんな生徒は自分の記憶にはいない。
ジャミルは男子生徒の特徴を伝え、LIMEでヴィルに尋ねると「そんな子うちにはいないわ」と返ってきた。
「カリム、さっきの男子生徒を探すぞ」
「黒髪のやつだな。あいつがAのことを知ってるのか？」
「俺と目が合って逃げたということは何か知っているんだろう。……それかあいつが」
「あいつが？」
「A本人かもな」
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時間の止まったリス - んぁあ゛あ゛あああああああああああああ… ラギー•癒しでかわいい•ブッチ (2022年3月15日 16時) (
レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 咲希さん» 咲希さん、お題箱へのリクエストありがとうございました(*´꒳`*)またお待ちしております♪ (2021年11月29日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
咲希 - 遅れました！！シルバーくんの話ありがとうございます！！ (2021年11月29日 0時) (レス) id: dcd6ff7333 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ミオさん» ミオさん、お題箱へのリクエストありがとうございました！またお待ちしております(*´꒳`*) (2021年11月16日 0時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - ここさん、お題吸収ありがとうございました！ (2021年11月15日 23時) (レス) @page25 id: 054e3ea455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年10月27日 19時
