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◇
「これは……可愛すぎだろ」
「肉食動物じゃなくても食べたくなるっつーか、ヤバくね？」
『ひっ……！』
普段から可愛らしいAにウサギの耳と尻尾がプラスされた今、彼女に好意を抱いている者たちにとっては破壊力が強すぎた。
デュースは口元を手で覆い、エースは舌舐めずりをしてAを見下ろす。
草食動物の本能で何か危機感を感じたAがエースの手から逃げようとするが、Aの力では抜け出すことができない。
「おいコラ、なんで逃げようとしてんだよ」
『だ、だって……エースの目が怖いんだもん……』
「……へえ、ウサギの獣人になって、自分を狙うヤツがわかるようになって危機感覚えたってやつ？」
エースは怯えるAにニヤリと笑うと、ふさふさの尻尾に触れようと手を伸ばすが、尻尾に触れる前にその手をデュースが掴んだ。
「こら、エース。Aに手を出すのは僕が許さない」
「んだよ、お前だってA見てから口元緩みっぱなしのくせに。お前もAのこと食いたいって思ってんだろ」
「んなっ、ぼ、僕はそんなこと思ってなんかいないっ！ ただ可愛すぎて直視できないだけだっ」
「はは、デュース。お前のその一言でAが真っ赤になってるぞ」
「えっ……！」
本人のいる前で可愛い、と言ってしまったデュースだが、彼以上にAも顔を赤く染めていた。
「A、キミはボクたちの寮においで。ハーツラビュルに伝わるあのお話の続きをしてあげよう」
「ああ、あの不思議の国に迷い込んだ女の子の話か」
「そういえば、女の子が不思議の国に迷い込んだ時に追いかけていたのはウサギだったよね。それなら今のAちゃんがハーツラビュルにくるのはなんの違和感もないし。ウチにおいでよ、Aちゃん」
「特別なお茶を飲みながらどうだい？」
『女の子のお話……特別なお茶……』
以前リドルから少しだけ聞いた不思議の国に迷い込んだ女の子のお話。
その続きをAはとても気になっていた。
エースに手を掴まれたままのAが頷こうとすると
「ちょっと、オレらのこと忘れてもらっちゃ困るんスけど」
『ひゃっ』
背後からラギーに抱きしめられ、耳に息を吹きかけられたAは、飛び跳ねんばかりの勢いで身体が反応していた。
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ミオ(プロフ) - ここさん» こちらこそ書いてくださってありがとうございます(*^^*) (2021年10月25日 15時) (
レス) id: 054e3ea455 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ミオさん» ミオさん、リクエストありがとうございます！デュースとの甘々のお話ですね、かしこまりました(*´꒳`*) (2021年10月25日 8時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - とても素敵なお話ですね！リクエストをしたいのですが、デュースとの甘々を書いてもらうことは可能でしょうか？ (2021年10月24日 23時) (レス) id: 054e3ea455 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ぷかぷかさん» ぷかぷかさん、コメントに応援ありがとうございます^_^リクエストかしこまりました。幼児化した際は人魚と人間の姿、どちらがよろしいでしょうか？ (2021年10月24日 10時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ぷかぷか - とても素敵な作品ですねこれからも頑張ってください。リクエストをしたいのですが夢主ちゃんが幼児化したオクタヴィネルをお世話するお話が見たいです。お願いできますか？ (2021年10月24日 4時) (レス) id: 905c688a73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年7月30日 23時
