リクエスト ページ47
◇
とある日のこと。
ディアソムニア寮に激震が走った。
その理由は、銀色の髪に知的な印象を与える眼鏡をかけた彼が長い足を組み、マレウス専用ソファーに腰掛けているからだ。
その姿は誰がどこからどう見ても、アズール以外には見えない。
何故その場所に他寮の寮長であるアズールが座っているのか。
「貴様っ、そこは若様専用の椅子だぞ！ 同じ寮長だとしても許さん！！」
「僕のことがわからないのか、セベク」
「っ！！」
セベクはアズールに掴みかからんばかりの勢いで近づくが、アズールから発せられるオーラにより足を止めた。
彼はそのオーラの持ち主を知っている。
「ま、まさか……わ、若様でいらっしゃるのですか！？」
「ああ。アーシェングロットと共に歩いていると、リーチが何やら不思議な粉をかけてきた。すると僕とアーシェングロットの精神が入れ替わっていたんだ。長い時を生きてきたが、不思議なこともあるものだな」
「若様っ、姿が変わられようとも僕はお側にいます！」
「しかし、姿はマレウス様だがアズールの精神が入っているマレウス様、アズールの姿だが、マレウス様の精神が入っているアズール……この場合、どちらをお守りすればいいのか……」
「くふふ、面白いことになっておるのう。それならばAを探して二手に分かれてはどうじゃ？ 噂によると過去2例の入れ替わってしまった騒ぎをAが解決したと聞く。マレウスを元に戻すにはAが必要じゃ」
「シルバー、お前には負けない！ Aを見つけ、連れてくるのはこの僕だ！」
「今は争っている場合ではない。一刻も早くAを探そう」
リリアの提案によりセベクとシルバーはAを探すことになった。
◇◆◇◆
『くしゅんっ』
「Aちゃん、大丈夫？ もしかして風邪？」
『風邪ではないと思うんだけど……誰かが噂してるのかもだね』
くしゃみをした自分を心配したユウに『大丈夫だよ』とAが返し、鏡舎の前を通りかかった、その時。
「ばあっ」
『きゃっ！？』
「Aちゃん！！」
鏡舎から突然フロイドが現れ、Aをお姫様抱きで抱き上げた。
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ここ(プロフ) - 蘭さん» 蘭さん、コメントありがとうございます！いえいえっ、読んでいただけているだけでとても嬉しいですっ(*^_^*)蘭さんに楽しんでいただけるような色んなお話を書いていきたいと思っております^ ^ (2021年7月27日 9時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - 本当にいいお話ばかり書かれてて癒されます…！！占ツクではなかなかコメントできなくて申し訳ないです(；ω；)でも、本編と一緒に毎日読んでます！いつも更新お疲れ様です！！(*^^*) (2021年7月27日 1時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 翡翠さん» 私の事情で突然の決定、申し訳ございません…！たくさんのリクエストをありがとうございました^ ^今のところ再開は考えていませんが、余裕ができましたらまた再開をするかもしれません、その時はまたよろしくお願いいたします^ ^ (2021年7月18日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - honeyさん» honeyさん、ご理解くださいましてありがとうございます…！私もリクエストを書かせていただけて楽しかったです、ありがとうございました^ ^ (2021年7月18日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - リクエスト完全停止ですね…寂しいけど、今までいっぱいリクエストできて楽しかったです！ (2021年7月18日 8時) (レス) id: 98fb8e60a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2021年6月24日 13時
