Love Panic ページ10
◇
こんな大変な時にふざけたことを言ってくるケイトに、ユウが怒りながら事情を説明する。
「そんなことになってたなんて、ごめんね〜。とりあえずここじゃなんだからウチの寮に行こうよ」
「そうっスね、ここだと誰が見てるかわからねぇ」
「A、立てるか？」
『うん、大丈夫』
「こっちの手は僕が誘導するからね」
『ユウくんもありがとう』
エースとユウに手を引かれながらハーツラビュル寮へと向かった。
ハーツラビュル寮の談話室にやってくるとソファーに座って談話するリドルとトレイの姿があった。
「おや、ジャックじゃないか。どうしたんだい？」
「ジャックがうちの寮に来るなんて珍しいな」
「お邪魔してます。Aが薬を盛られたみたいで連れて来たんスけど…お邪魔ならウチに連れて行くんで」
「薬だって…！？」
「Aはどこだ！？」
『ここ、です』
ジャックの大きな身体の後ろから声が聞こえる。
リドルとトレイが後ろを覗き込むと、そこにはエースとユウと手を繋いで、ネクタイで目隠しをされているAがいた。
「なっ……！？これは一体どういうことだい？」
「A、話せるか？」
『はい。お昼休みに廊下を歩いていたら声をかけられたんです。私のために作ったから良かったら食べて、と言われてこのクッキーを渡されたんです。みんなと食べようと思って中庭で食べてしまい…こうなりました……』
「その生徒の特徴は？」
『顔は、見たことのない人でした。実験着を着ていたのですが、寮のカラーが付いている胸ポケットは隠されていてわかりませんでした』
「そいつが犯人と考えて間違いなさそうだな」
「ボクとトレイはそのクッキーに含まれた薬品を調べてくる。ケイト、犯人に繋がる手掛かりを探してくれ。エース」
「ハイッ」
「キミはここでAを守っていてくれ」
「任せてくださいっ」
「うん、頼んだよ。A、少し席を外すけど良い子に待っていて」
『リドル先輩…はい』
「よろしい。では行こう」
リドルたちはAの頭を撫でて談話室を出て行き、エースはAの手を引いてソファーへ座らせた。
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ここ(プロフ) - シグ(キッズ)さん» 特にタイトルが思いつかなくてこうなりました^_^上手なタイトルを作ってる方は本当に尊敬します。 (2020年12月14日 7時) (
レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
シグ(キッズ) - はいはーい午後の紅茶を午前に飲んでクラスメートにイキろうとした奴が通りますよっと (2020年12月14日 3時) (レス) id: 470a8af925 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あーちゃん！さん» 正解おめでとうございます〜♪銀髪で外で寝てる、といったらシルバーくんなので多分大体の方がわかってたと思うので大丈夫ですよ^_^可愛いカイワレくんを目指しました。ありがとうございます、がんばります！ (2020年11月14日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん！ - ここ様名前出してしまったのまずかったですか？だとしたらすみません！ごめんなさい！でも当たってたの嬉しい！シルバーくん可愛い...！リリアちゃん大丈夫かな？(笑)夢主ちゃんに結構やられてたけど...カイワレくん優しい！なんか可愛いし！更新頑張って下さい！ (2020年11月14日 19時) (レス) id: a175662a1a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あーちゃん！さん» まだ名前は出てないので誰かは言えませんが……誰でしょうね？（笑）この短編集では本編とは違った彼等を書いていきたいと思っているので、どんどんおかしくなっていってもらいます！続きを楽しみにしていただけて嬉しいです。 (2020年11月8日 19時) (レス) id: e9ce79e520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年10月8日 8時
