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5:第二の試練_氷価のオーバーレイ by mofumegane ページ6

扉の向こうは、吹雪だった。

「???????さっぶ...」

気温耐性がないみかんは、いまにも凍りそうだった。

「今回は何の試練で?てかいつまで続くんだ?」

凍さんは平気そうだった。氷タイプだもんね。(

すると突然、二人の視界の前に影が現れた。
そして互いに目を凝らすと...

「トラ...スト?」
「誰だよ」

赤い髪に青の帽子。
死んだはずのみかんの弟子がそこに立っていたのだ。

『"復習"しにきました。』

と言うと同時に、みかんと凍さんの間に仕切りが出来た。
そして、互いが見えなくなった。

「?!みかんさん!?」
「うっわ、なんだこれ….」

瞬きをすると、廃れた神殿の前にいた。

「なんだここ...廃墟?」

魔法を行使したトラストは、消えかけていた。

「えっ、は?これだけ?何がしたかったんだ…?」

命を代償とし、"存在しない世界"へと飛ばす魔法。
トラストは口を僅かに震わせ

『この空間に質問を投げて下さい。二つ適合するものがあれば扉が現れます。』

と。
みかんや凍さん以外の人物には皆、目の色が濁っていた。

「質問…それだけしかヒントが無いって…」

範囲が広すぎる難題に、絶望する二人。

「…とりあえず。”この試練はなんのためにある”?」

疑問に思っていることをそのまま伝える凍さん。空間が歪み、人の口の形になった。

”一方を拭い、一方を差ざめるため”

「…どういうことだ?」
「言葉だけ聞くと全くわからんな。今度は僕が聞いてみるよ」

僕が試みる。おそらくこの意味のわからない空間関連だろう。

「出口はあるか」
”…”

「おっと、これは不正解か…じゃあ…”外はどうなっている?”」
「…外?みかんさん、それってどういう…?」

”望みの線を引いている”

「はーわっかんね、もう取り敢えず行こう。扉、いつの間にか開いてるし。」

やっとのことで答えを導き出した彼らは、トラストが完全消滅するのを待ち、次の扉へと向かった。

(※2024 2/13改稿)

6:第三の試練 by 黒獅子凍→←4:光無き眼差し by 黒獅子凍



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mofu megane(プロフ) - 桜道 あすかさん» ありがとうございます!励みになります...! (2021年12月30日 23時) (レス) @page4 id: 950de74267 (このIDを非表示/違反報告)
桜道 あすか - 面白そうですね。更新待っております。 (2021年11月23日 12時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mofumegane&黒獅子凍 | 作者ホームページ:youtube.com/channel/UC-31h_OvshlXRHaXmKewceQ  
作成日時:2021年11月22日 22時

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