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23:Judgment Key ページ27

その人はいきなり俺の手を取ってきた...。

「...っ!」

俺は振りほどいしまった...。何故かわからないが...。怖い...?よくわからないものが浮かんだ...。

「あ、ごめん!今、凍さんが持っているそれが気になって...。」

その人は俺が持っていた物を指さした...。

「...これ?」

俺はその持っていた鍵をその人に見せた...。

「やっぱり!鍵だ!なんだ...。凍さん持ってたんだ!よかったー!」

その人は安堵の表情を浮かべていた...。

「鍵を見つけていたなら、扉を開ければ、試練クリア!晴れて、僕と凍さんは脱出できる...!よし、さっそく扉を...。」

その言葉と同時にその人は黙ってしまった...。

「...?どうしたの...?脱出しないんですか...?」

俺は首を傾げた...。



※みかんさん視点

待てよ...。仮にここから出れたとして、凍さんの記憶はどうなるんだ...?もし、記憶のない状態で帰ってしまったら...。凍さんの世界ではかなりの混乱が起こるんじゃないか...!その場合、根本とした解決になんかならない...。そう考えるなら...。



※凍視点

この人は何かを考えている...。多分そうだろう...。
答えはもう、すぐそこにあるのに...。扉で脱出...それでいいのに...。本当に何を考えているかわかんないや...。

「試練の通達人...。いるか...?」

その人は通達人を呼んだ...。

「どうしましたか...?」

通達人が出てきた...。

「この鍵を使って...凍さんの記憶を戻してくれ...。」

...っえ?この人は何を言っているんだ...?せっかくの出られるチャンス...。それをこの人は自ら踏みにじっている...。何でその答えに行きついてしまったのか...。俺には理解できなかった...。

「僕はいつもの凍さんと出たい...。記憶を失った凍さんと出ても、凍さんは経験した全てを忘れて...とても辛い人生を送るかもしれない...。苦しみを分かち合う友すら、今の凍さんは思い出すことすら出来ないのだから...。」

「ふざけないでよ!」

俺は叫んだ...。何でだ...。体の熱が湧き上がってくる...。

「友との思い出...?出れればその人と会えるんだよ...!?その人からその話聞けばいいじゃないか!何でそんな回りくどい方法でやらなきゃいけないの!馬鹿としか言いようがないよ!あんたは今、チャンスを踏みにじっているのに気付かないのか!思い出なんて、すぐにできるものなんだよ!?別に思い出さなくても、新たな思い出が入ってくるんだ!もう少し考え...」バチーン!

っえ...?俺はこの人に平手打ちをされた。

24:2つ目の鍵→←22:Browning flower



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mofu megane(プロフ) - 桜道 あすかさん» ありがとうございます!励みになります...! (2021年12月30日 23時) (レス) @page4 id: 950de74267 (このIDを非表示/違反報告)
桜道 あすか - 面白そうですね。更新待っております。 (2021年11月23日 12時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mofumegane&黒獅子凍 | 作者ホームページ:youtube.com/channel/UC-31h_OvshlXRHaXmKewceQ  
作成日時:2021年11月22日 22時

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