19-2:衰退する思い出 ページ21
※凍Side
俺はいったい何が始まるのか、辺りを警戒しつつ、様子を伺っていた...。
______
...何も起こらない...。何か攻撃されることもなければ、誰かに話しかけられることもない...。何か、妙だ...。俺は一気に不安感にかられた...。誰か...誰かに話しかければ、この不安感は和らぐんじゃないのか!そう思った俺は甘夏に話しかけに向かった...。それだけ不安感が凄かったのだ...。
「甘夏〜!そんなとこに立ってても、いいことないって、偶像でもいいから俺と話さんか?」
俺が甘夏に近づくと...。
「______。」
甘夏は俺に笑いかけると、消えてしまった...。
「おい!待ってくれ!あ...れ?」
俺...今...誰に話しかけようとしていた...?
確か...■■...?駄目だ...思い出せない...。
俺はさらに不安感が強まった...。
ふと、俺の足元には宝箱が置いてあった...。
開けてみると、中身は空っぽだった...。
「...なんだよ!なんなんだよこれ!」
俺はすっかり不安感に支配され、そのままへたり込んでしまった...。この状態で...鍵を手に入れんのかよ...!
(ん...待てよ...。鍵...?)
俺は何かが引っかかり、無い頭で考察を始めた...。
「宝箱...。鍵...。生気のないみんな...。消滅...。忘れる...。記憶...。もしかして...!」
俺はこの試練の意味を知り、不安感が恐怖へと変化した...。
「まさかやけど、みんなから、鍵を見つけろってことか!?」
俺の考察的にはまず、みんなは宝箱を持っている...。その宝箱の中に1つだけ、鍵が入っている...。だが、みんなにも鍵がかかっている...。だから、ある代償を支払い、その鍵を解錠することができ、宝箱が開くという仕組みだろう...。では肝心の鍵は...?この答えもすぐに出た...。
「俺の...記憶...。」
その記憶を鍵代わりにし、宝箱を開けるのだ...。
だから、正解の宝箱を早く開けなければ、俺の記憶から、どんどん記憶が消えていく...。これがこの試練の真の狙いだ...。
「無理ゲーじゃねぇか...。この試練...。」
俺にはたくさん、面識のある人物なんて、かなりいる。春...。灯火...。黒燐...。米欄...。翠ちゃん...。ライト...。現世...。霊夢さん...。魔理沙さん...。紫さん...。敵だっていっぱいいる...。聴音...。食...。奏...。なら、敵を先に調べるか...。いや、仮に元の世界に帰っても、記憶が戻らなかったら...?
「俺は...どうすらいいんだよ...。助けて...。みかんさん...。」
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mofu megane(プロフ) - 桜道 あすかさん» ありがとうございます!励みになります...! (2021年12月30日 23時) (レス) @page4 id: 950de74267 (このIDを非表示/違反報告)
桜道 あすか - 面白そうですね。更新待っております。 (2021年11月23日 12時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mofumegane&黒獅子凍 | 作者ホームページ:youtube.com/channel/UC-31h_OvshlXRHaXmKewceQ
作成日時:2021年11月22日 22時