【合作オリジナル】空が曇る前に

2:警告 by 黒獅子凍 ページ3

その何かは拳銃を持っていた｡

｢...!危ない...!｣何かを悟ったみかんさんは､俺を突き飛ばした!

ﾊﾞｰﾝ...
拳銃の発泡がこの世界に鳴り響いた...｡

｢.........っえ｡｣

弾丸は壁に風穴を開けていた｡

｢大丈夫ですか!凍さん!｣

みかんさんが駆け寄ってきた...｡

｢あぁ...銃弾が外れたようだ...｡｣
｢いえ､それは意図的に外しました｡｣

聞き覚えのない声がした...｡

｢なんなんだてめぇ!いきなり発泡して､外したからって､かっこつけんなよ!｣俺はそいつにキレ散らかした｡

｢いや､こいつの腕は本物だ...｡｣

みかんさんはこいつを知っていた｡

「こいつはレイ｡銃使いだ｡」
｢なんでこんな所にいんだよ...｡｣

だが､レイは俺の質問を無視し､こう語った｡

｢とりあえず､聞いてください｡私は警告をしにきました｡先ほどの威嚇射撃は敵意からではありません｡｣
｢なるほど､外すにも納得すr...｣｢この世界に進み続けると､元の世界に帰れます｡｣(無視かよ...｡)
｢進めば､帰れるのか?｣
｢ただし､試練があります｡｣
｢試練?試練ってなんだよ!?｣
｢進まなければ､ずっとここから出られません｡勿論､扉を開け､進み続けることです｡｣(また無視かよ...｡)
｢よし!進み方を聞いたんだ!進むよ!｣
｢お...おう...｡｣

俺たちが進もうとした途端...｡
｢そして...一つ予言を｡どちらか一方が恐らく───｣

そう言い欠けたレイが突然消えてしまった｡

｢え...なんだったんだ...あいつ...｡｣
｢俺たちの一方が恐らく?ん〜｡まぁ考えても仕方がねぇ!行くぞ!みかんさん!｣
｢わかった...｡行こう!｣

俺たちはその空間を後にした｡

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