1:始まりの扉 by mofumegane ページ2
気が付くと僕は、人気の無い都会のような背景を持った空間に佇んでいた。
いつも居る場所とはかなり雰囲気が変わっていた。
「...え？ここは？…まあ、大丈夫か」
それがここに来た時の第一声だった。
しかし、本当に人の気配が無い。
さすがにぼっちは嫌だな…このまま一人でいると孤独死してしまう。
この空間をすんなりと受け入れてしまったことに驚きだが、ここに突っ立っていても何も変わらない。
ということで動き出した。
少し進むと、ゲーム特有の見えないバリアに行く先を阻まれた。
ここは現実なのに...と疑問を持ちながら引き返そうと後ろを向くと...
ギリギリ視界に入るほどの距離に人のようなものがいた。
「多分人...？人…居たのか…」
半信半疑でそこへと近づく俺は、多分阿呆だろう。
混乱し過ぎで頭が回転してないんだな。
でもこれで孤独死脱却出来る＿＿＿＿と容姿が見える範囲につくと、
それは見慣れた風貌だった。
「！…凍さんジャマイカ！」
「あれ、みかんさん？みかんさんもここに？」
僕が叫んだことにより凍さんも気づいてくれたようだ。
そして少し話す内、気になったことを言ってみた。
「ずっと気になってたんだが、あのドアらしきものって何なんだ？」
「うわほんとだ。行ってみようぜ」
扉の前で立ち止まる二人。
凍さんがドアノブを回してみても、扉は開く気配を見せない。
「一番この中で不自然感放ってるのになぁー…」
どうしようかとアレコレ思案していると、不意に扉が開いた。
「「？！」」
中を覗き込むと、また別の空間があった。
とはいっても、真っ白なのだが。
別の場所に繋ぐゲートを作る魔法は、自身の身を滅ぼしてしまうが…
僕の世界線で言ったらダメか。
「あれ？何か近づいてきてねえ？」
「うおっとほんとだ」
何かが気が付いて来た時にはもう遅い。
扉から飛び出るようにしてそれは出てきたのだ。
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mofu megane(プロフ) - 桜道 あすかさん» ありがとうございます！励みになります...！ (2021年12月30日 23時) (
レス) @page4 id: 950de74267 (このIDを非表示/違反報告)
桜道 あすか - 面白そうですね。更新待っております。 (2021年11月23日 12時) (レス) id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mofumegane&黒獅子凍 | 作者ホームページ：youtube.com/channel/UC-31h_OvshlXRHaXmKewceQ
作成日時：2021年11月22日 22時
