氷国の女医2 (ページ31)

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音羽side

氷川Aの過去に迫るべく

敢えてメンバーがいる前で喜多見チーフに追求する。

彼が口を開き、なにか言いかけたタイミングで

白髪の緑の瞳をした欧米人が訪ねてきた。

あまりの間の悪さに少し腹が立ちながらも

用事を尋ねる

音「何か用ですか？」

「Oh,お取り込み中ですか？また日を改めてマス」

喜「いえ大丈夫ですよ、どうしました？」

「Oh?もしかしてDr.コウタ？」

知り合いなのか来訪者は喜多見チーフの顔を覗き込む。

喜「…？」

「did you forget?wait…
(忘れちゃった？待ってね…)」

そういって彼は自分の頭をかきあげてみせる。

一体何をするのかと

その場の全員が彼のする行動に視線を送ると、

彼がかきあげた頭には

一目で分かるような手術痕がしっかり残っていた。

喜「あなたは…」

「did you remember？
(思い出した？)」

喜「…Why did you come here?
(なぜここに来たんです？)」

「それは命ノ恩人ノあなたに、

お礼が言言いたかったからデス！」

喜「ありがとう。お礼なら十分です。

帰ってください。」

「冷たいなー。

oh,そういえば彼女は何処デスカ？

今日newsデ見マシタ。

もう少しで死んじゃうところでした、生きててよかったですね。」

会話の内容から彼が探しているのは

A先生であると汲み取る。