【狼ゲーム】わたしの存在理由3【飯田リンタロウ】【新村コウ】

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「じゃあさっそく取り掛かろうか！」



コウくんは朝家から追い出している。1日帰ってこないで。と…あまりにもわかりやすいのだがコウくんは頭にハテナがいっぱい浮かんでいたので多分大丈夫だろう。
わたしたちは前もってプレゼントは用意している。部屋を飾るものもある。それを普通に飾り付ければいいのだ。そして料理を振舞って、ケーキを作って食べて、お祝いして。それだけでも、多分わたしたちができることすべてをやれば喜んでくれる…はず。




(あまり自信はないけど)





(リンタロウに部屋を飾らせるのは危険かな)




「リンタロウ料理できるし、そっち側お願いしてもいいかな」




「おっけ〜♪」



わたしたちはそれぞれのことをやり始めた。




.




それから数時間して部屋の飾り付けは完璧である。料理の方もできているようだ。
もう日も暮れてきているしコウくんも帰って来る頃だろう。リンタロウの作った料理を並べてケーキを冷蔵庫に入れて、プレゼントを用意して。




「もう完璧かな？」




「大丈夫…だと思う」




そう話していた時だった。
ガチャガチャとドアノブを回す音がする。
そういえば、コウくんが帰ってきても開けれないように鍵をかけていたのだった。

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