【狼ゲーム】わたしの存在理由3【飯田リンタロウ】【新村コウ】

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二人で話しているとあっという間に家に着いた。
家に着くとコウくんがソファで寝ていた。そんなコウくんを見たリンタロウはニヤリとして「いたずらをしよう」と言ってきた。リンタロウにしつこくせがまれた私は断ることができなかった。



「僕が先にやるから、ね？」



そういってコウくんの顔に油性ペンを走らせるリンタロウ。よくコウくんも起きないものだ。




「次はAの番だよ♩」




(なんてかこう…)




ちなみにリンタロウは閉じているまぶたの上にさらに目を書いた。見ているだけでも吹き出しそうなくらい面白いのだが、よくあんなものかけたものだと感心してしまうくらいだ。




(よし！)



私は気合を入れてコウくんの顔にペンを走らせた。
そこからはあまり覚えていない。
コウくんが目を覚ましてわたしだけすごく怒られたような気がする。リンタロウひどいや。




・




翌朝、二人はそれぞれの用事で家を出た。
わたしは家に一人だった。
特に用もないしすることもないからゴロゴロしていようと思っていた。





まさか、あんなことになるなんて思いもしていなかった。

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