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2話 ページ4
翔「お邪魔しますーおばさーん元気かとー?」
翔さんは襖を開けて布団に横になっている母の横にゆっくりと座る
母「よぅ来たねぇこのままですまへんね?」
母は弱々しく微笑んだ
その姿を見ると胸が苦しくなる
母「Aちゃんごめんねぇ辛い思いさせてしまって」
『ええよ母さん 母さんこそ早よう病気治して一緒に畑仕事しよな?』
私と翔さんは居間に行き麦茶を飲んだ
おいしいのぅと言って翔さんは美味しそうに喉を潤す
私は飲み物を飲む翔さんの顔が好き
目を閉じてまるで音楽を聴いてるみたいで
翔「なんで見てると?見とれたんか?」
そう言ってニヤッと笑う翔さんの顔が一番好き
私も釣られてふふ……と笑う
『そうかもしれへんしちゃうかもしれへんね』
もし私達がお互い好いて一緒になるとこんな風に笑いあえるかなと
この時を幸せに感じていた
貧しくて病弱な私の側に居て笑いあって楽しませてくれるこの人になら私の未来全てを託してもええな
とちらりと思った
蝉の鳴く声に混じりまたどこかから飛行機の音が聞こえた
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あずきいろ
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作者名:結城 | 作成日時:2017年9月14日 17時